2014/04/02
小水力発電ができる水車の展示や工作体験が楽しめる施設「三茶屋エコ・えーね館」が29日、吉野町三茶屋でオープンした。農村で水車を利用して災害時に発電する仕組みが注目されており、これまでの取り組みを情報発信しながら、地域住民の交流の場としての役割も期待されている。
雪や台風で停電が頻発する山間部の吉野町殿川地区で、水路に設置した水車で電気をまかなう取り組みを進める「町小水力利用推進協議会」が運営する。
施設内には、高さ3メートルの木製大型水車や試作したさまざまな水車の展示のほか、殿川地区での取り組みが紹介され、小水力発電について知ることができる。
カフェや地元で採れた野菜など特産物を販売するコーナーも併設。今後は、木を使って発電できる水車を作る工作体験などイベントも予定している。
協議会の竹内一会長は「観光客だけでなく、地域住民が集まって交流することで、防災能力を向上させる拠点にしていきたい」と話している。
月曜休館。問い合わせは三茶屋エコ・えーね館((電)0746・39・9167)。
sankei.jp.msn.com/region/news/140330/nar14033002050001-n1.htm
2014/04/01
秋田県の山間部にある豪雪地帯に出力450kWの小水力発電所が完成した。洪水対策のために47年前に建設したダムからの水流を生かして、一般家庭で550世帯分の電力を供給することができる。秋田県が公営事業として運営する16番目の水力発電所になる。
[石田雅也,スマートジャパン]
秋田県が3月31日に完成させた「萩形(はぎなり)発電所」は、雪国ならではの水力発電所である(図1)。この一帯は冬の積雪量が1メートルを超えるため、国から「特別豪雪地帯」に指定されているほどだ。雪がもたらす水資源が豊富にあり、これまで河川に放流していた水流を新たに発電用に利用できるようにした。
発電所のすぐ上には、1966年に完成した「萩形ダム」がある。下流の河川の環境を保全するために、ダムから最大で毎秒1.2立方メートルの水を放流している。この水流を導水管で発電所に引き込み、発電所の中にある水車を回転させる仕組みだ(図2)。
水力発電で最もポピュラーな「フランシス水車」を使って、最大450kWの電力を供給することができる。発電に利用できる水流の落差は47メートルある。年間の発電量は193万kWhを見込んでいて、一般家庭で550世帯分の電力使用量に相当する。発電した電力は東北電力に供給する予定だ。
萩形発電所は秋田県が運営する16番目の水力発電所で、16カ所すべてを合計すると発電規模は11万kWに達する。近くには萩形ダムに貯めた大量の水を利用する従来方式の杉沢発電所(1万5500kW)がダムの完成と同時に1966年から稼働している(図3)。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1404/01/news017.html
2014/04/01
農業用水「那須疏水」の運用をしている那須野ケ原土地改良区連合が那須塩原市青木に建設を進めていた「新青木発電所」が完成し、30日、現地で完工式が開かれた。
新青木発電所は、戸田調整池を水源とする戸田東用水路の途中に貯水槽を設置して延長2143メートルを導水し、有効落差44メートルを利用して水車を回して発電する。最大出力は460キロワット。建屋は鉄筋コンクリー・・・
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/m20140331ddlk09040137000c.html
2014/03/31
静岡県が初めて建設した小水力発電設備である伊東市の奥野ダム管理用小水力発電設備が完成し、3月27日に現地で完成式とダムキャラクター命名式が開かれた。
2014/03/29
上小阿仁村の県営萩形ダムの放流水を利用した小水力発電所「萩形発電所」がダム下に完成し、現地で28日、竣工(しゅんこう)式が行われた。再生可能エネルギーの普及と民間事業者の参入促進を図ろうと、県が総事業費4億8千万円で整備した。営業運転は4月1日から。
式には橋口昌道副知事や中田吉穂村長ら約20人が出席。橋口副知事、中田村長らが始動スイッチを押し発電所が稼働した後、参加者は発電所内を見学した。
小水力発電所は最大出力1千キロワット以下の発電所で、中小河川や農業用水路などの水流で水車を回し発電する。萩形発電所は最大出力450キロワットで、年間発電量は一般家庭550世帯の年間消費電力量に相当する192万8千キロワット時を見込む。