2014/04/05
中之条町は本年度、花の駅美野原内を流れる美野原用水へ小水力発電所を建設する。現在、設置する発電機と水車の詳細な形式を選定している段階で、早期の形式決定と工事発注を目指す。当初予算には、工事費2億5318万5000円を計上している。設置する発電所は最大出力約140kW、最大使用水量毎秒0・3立方mを予定しており、本年度から2カ年で工事を進めて2015年度中の稼働を目指す。
建設する発電所は四万川を源流とする美野原用水から水を引き込み、地中に埋設する管から水車や発電機などを設置するS造の発電所へと通し、同用水に戻す。
取水口から発電所までの有効落差は64・5mで、L361・5m区間でφ500mmのPRPM管を敷設する。取水口には自動除塵機と一定の水圧を確保するため、コンクリート製の水槽を、発電所にはクロスフロー式の水車と発電機、制御設備などを整備する。発電所の設置にあたっては2012年度に可能性調査と基本設計を、13年度に詳細設計をそれぞれNPO法人環境技術研究所(高崎市)に随意契約で委託した。美野原用水が流れる花の駅美野原は、JAあがつまが所有していた薬王園を町に譲渡した施設で、園内には薬草加工工場などがある。
町では災害時にも安定的な電力供給ができる体制の確立を目的に、再生可能エネルギーの積極的な利活用を進めており、同施設の設置もその一環として計画。
13年度には町が中心となって一般財団法人中之条電力を設立しており、バイテック中之条太陽光発電所からの電力を公共施設などに利用している。
今後は小水力発電所で計300kW、木質バイオマス発電施設で計2000kWの発電を計画している。本年度は当初予算に小水力発電実行可能性調査等業務委託料324万円を計上し、六合地区を対象として調査を進めていく。
一方、木質バイオマス発電施設では設置場所や想定する発電所の熱量などを検討する。
http://www.nikoukei.co.jp/gunma/201404/20140405/kj140405_01.htm
2014/04/04
急峻(きゅうしゅん)な地形で水量に恵まれた中国山地の山村では、出力1千キロワット以下の小規模な水力発電(小水力発電)が電化の一翼を担ってきた。老朽化などで減りつつあったが、再生可能エネルギーの電力を買い取る固定価格買い取り制度(FIT)を活用し、復活の兆しを見せている。
奥出雲町の山あい、急斜面を背にした阿井川のほとりに石碑がたたずむ。阿井小水力発電所の水路跡だ。
標高385メートルの山腹を走る農業用水路から分水。落差68・5メートルを流れ落ちた水で水車を回し、1954年から85年まで発電した。
2014/04/02
環境省は、27日、グリーンファイナンス推進機構が「CO2削減」+「地域活性化」に貢献するプロジェクトに投資するグリーン・ファンドについて、北海道における風力発電事業と富山県における小水力発電事業にに出資することを決定したと発表した。
なお、本事業では、今後も出資案件の募集を続けるとともに、技術類型、事業者の特徴、地理的なバランス等も考慮し、予算の範囲内において出資決定が行われる予定。
グリーン・ファンド(地域低炭素投資促進ファンド創設事業費補助金 地域低炭素化出資事業基金)はCO2を減らす事業と地域経済を元気づける地域主導型の事業に対して投資を行う環境省の事業。グリーン・ファンドについて、基金設置法人である同機構にて、2013年7月から出資案件の募集を行っているが、今般、出資申請のあった案件のうち、第三者の専門家からなる審査委員会での審査を経て、2案件について出資を決定した。
概要は以下のと通り。 ・・・
2014/04/02
小水力発電ができる水車の展示や工作体験が楽しめる施設「三茶屋エコ・えーね館」が29日、吉野町三茶屋でオープンした。農村で水車を利用して災害時に発電する仕組みが注目されており、これまでの取り組みを情報発信しながら、地域住民の交流の場としての役割も期待されている。
雪や台風で停電が頻発する山間部の吉野町殿川地区で、水路に設置した水車で電気をまかなう取り組みを進める「町小水力利用推進協議会」が運営する。
施設内には、高さ3メートルの木製大型水車や試作したさまざまな水車の展示のほか、殿川地区での取り組みが紹介され、小水力発電について知ることができる。
カフェや地元で採れた野菜など特産物を販売するコーナーも併設。今後は、木を使って発電できる水車を作る工作体験などイベントも予定している。
協議会の竹内一会長は「観光客だけでなく、地域住民が集まって交流することで、防災能力を向上させる拠点にしていきたい」と話している。
月曜休館。問い合わせは三茶屋エコ・えーね館((電)0746・39・9167)。
sankei.jp.msn.com/region/news/140330/nar14033002050001-n1.htm
2014/04/01
秋田県の山間部にある豪雪地帯に出力450kWの小水力発電所が完成した。洪水対策のために47年前に建設したダムからの水流を生かして、一般家庭で550世帯分の電力を供給することができる。秋田県が公営事業として運営する16番目の水力発電所になる。
[石田雅也,スマートジャパン]
秋田県が3月31日に完成させた「萩形(はぎなり)発電所」は、雪国ならではの水力発電所である(図1)。この一帯は冬の積雪量が1メートルを超えるため、国から「特別豪雪地帯」に指定されているほどだ。雪がもたらす水資源が豊富にあり、これまで河川に放流していた水流を新たに発電用に利用できるようにした。

発電所のすぐ上には、1966年に完成した「萩形ダム」がある。下流の河川の環境を保全するために、ダムから最大で毎秒1.2立方メートルの水を放流している。この水流を導水管で発電所に引き込み、発電所の中にある水車を回転させる仕組みだ(図2)。

水力発電で最もポピュラーな「フランシス水車」を使って、最大450kWの電力を供給することができる。発電に利用できる水流の落差は47メートルある。年間の発電量は193万kWhを見込んでいて、一般家庭で550世帯分の電力使用量に相当する。発電した電力は東北電力に供給する予定だ。
萩形発電所は秋田県が運営する16番目の水力発電所で、16カ所すべてを合計すると発電規模は11万kWに達する。近くには萩形ダムに貯めた大量の水を利用する従来方式の杉沢発電所(1万5500kW)がダムの完成と同時に1966年から稼働している(図3)。

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1404/01/news017.html