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2014/06/20

【鹿児島県】船間の小水力発電所建設が最終段階へ 【きもつき情報局】

船間の小水力発電所建設が最終段階へ

2014.06.13(金曜日)     きもつき情報局
肝付町岸良の船間地区を流れる馬口(ばくち)川に建設中の小水力発電所の工事現場で6月7日、発電所建屋内に発電機本体を搬入・設置する作業が行われました。
 
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発電所の建屋付近から見上げる馬口川
 
同発電所は、九州発電株式会社(鹿児島市)が県内40カ所に建設を計画している小水力発電施設の第1号となるもので、平成24年8月16日には、肝付町と同社との間で建設に関する立地協定を締結、工事を請け負った株式会社大林組が昨年4月から作業を進めてきました。
 
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下流に設けられた発電所建屋
 
午前9時過ぎ、トラックに積載された発電機が馬口川の下流につくられた建屋に到着した後、現場スタッフによる入念なチェックを経て、いよいよ大型クレーンを使っての搬入作業が始まりました。
 
慎重の上にも慎重を期して、建屋の屋根の真ん中につくられた穴を通して発電機がゆっくり下ろされてからは、建屋内で待ち構えていたスタッフがミリ単位で発電機と設置場所を確認し、2時間あまりをかけての設置作業は無事に終了しました。
 
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トラックで運び込まれる発電機
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搬入の前に入念にチェック
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大型クレーンにつるされていよいよ搬入作業開始
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建屋の屋根の穴から時間をかけて搬入される発電機
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真剣な表情で設置位置を確認する現場スタッフ
担当者によると、この後は試験運転を経て、7月末には工事が終わり、8月から本格稼働する予定です。
 
現 場で作業にあたっている大林組の九州発電船間工事事務所の井上浩二所長は「トラブルはありましたが、間に合ってよかったです。工事がいよいよ最終段階に入 り、ほっとしていると同時に仕事自体はまだ続きますので、これからも気を引き締めて、最後までやりとげたいです」と、最後の追い込みに向けた決意を語って くれました。
 
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設置された発電機
 
総工費15億円をかけて建設される同発電所は、馬口川の上流と下流の高低差を利用し、今回設置された発電機を回して年間に一般家庭約2000世帯分に相当する約630万キロワット時を発電、生まれた電力は九州電力に売電されます。

2014/06/18

【石川県能登町】柳田に小水力発電装置を設置

金大が1カ月間、可能性を調査

発電機を設置する菊池さん(左)

金大の流体工学研究室は6月13日、柳田の野田(のた)地内の石井用水支流に小水力発電装置を設置しました。

金大大学院2年の菊池孝高(よしたか)さんが中心になり1カ月間、発電量を計測し、小水力エネルギーの可能性を調査します。発電装置の水車は直径55センチ、幅30センチ。20ワットの発電を見込み、電気は近くに取り付けたLEDの街灯に利用します。
菊池さんは「自然を活かしたエネルギーを多くの人に知ってもらいたい」と話しました。

お問い合わせ先

ふるさと振興課

〒927-0492 石川県鳳珠郡能登町字宇出津新1字197番地1

電話番号:0768-62-8532

http://www.town.noto.ishikawa.jp/www/info/detail.jsp?common_id=6409

2014/06/16

【宮崎県】百菜屋水力発電設備の運転開始について

百菜屋水力発電設備の運転開始について

 宮崎県企業局においては、東日本大震災以降、再生可能エネルギーの開発・導入への関心が高まっているなかで、本県の恵まれた水資源を有効に活用するため、これまで培ってきた技術やノウハウを生かせる小水力発電に積極的に取り組んでいます。

県内に小水力発電を広く普及させるためには、地域に身近に存在する小規模なものについても、地域の手で開発を進めていくことが重要です。これを支援するた め、企業局では市町村と共同でモデル発電設備を建設する「市町村連携マイクロ水力発電実証試験事業」を行っています。

 

百菜屋水力発電設備について

 

百菜屋水力発電設備は、実証試験事業第二号※として企業局と西米良村とが共同で建設し、平成26年6月9日に運転を開始しました。発電した電気は『川の駅百菜屋』で消費されます。

企業局は発電機器を購入・設置し、西米良村は管路敷設等の附属設備を整備しました。 今後は、西米良村が点検等の施設管理を行い、企業局は運用状況の検証や技術支援を行っていきます。

小水力発電に興味をお持ちの方は、是非現地に足を運んでみてください。

問合せ先

宮崎県企業局 工務課 計画調査担当

電話 (0985) 26-9884

E-mail kigyo-komu@pref.miyazaki.lg.jp

西米良村への問合せについては、西米良村建設課 電話(0983) 36-1111へお願いします。

 

 

※実証試験第一号は、下小原発電所(日之影町)です。 リンク>>下小原発電所

 

 企業局では、発電設備の運転データを取得し、今後の市町村等への支援に生かすとともに、西米良村においては、維持管理のノウ ハウ等を取得していただくこととしております。また、この事業のもうひとつの目的は、小水力発電の分かり易いモデルを示し、多くの方々に見ていただくこと により、小水力発電への理解を深めていただくことです。

 

※小水力発電とは小水力発電はダムなど大規模な開発は伴わず、小河川や農業用水路など身近に存在する水の持つエネルギーを活用した小規模な発電です。一般的な水力発電と同様に、昼夜を問わず安定して発電できることや、耐用年数が長いことが特徴です。

また、水力発電は、古くから利用されてきた再生可能エネルギーであり、大規模な地点は既に開発されていますので、さらに普及させるためには、地域に身近に存在する水を利用した小規模なものを数多く開発していく必要があります。

最近は、1kWから5kW程度の極めて小規模な機器が開発されたことから、その規模に応じて電力会社への売電や、街灯・電気柵・イルミネーション等への利用など、工夫次第でいろいろな用途に活用し、地域の活性化に寄与することが期待されています。

 

1.位置図

道の駅百菜屋の地図

2.発電設備諸元

所在地

宮崎県児湯郡西米良村大字村所208-1

(川の駅 百菜屋)

河川名
二級河川一ツ瀬川の支川
最大出力
1kW
最大使用水量
17L/s
総落差
約10m
水車型式
クロスフロー水車
水圧管路延長

約70m

年間発電電力量(見込)

4,000kWh

建設費
約410万円(うち企業局分約250万円)

 

取水設備
①取水設備
発電に使う水を取っています。
  水圧管路
②水圧管路
水力発電ユニットに水を送ります。
 

 

発電設備外観
③発電設備外観水力発電ユニットとコントローラです。

 

川の駅百菜屋
④川の駅 百菜屋
発電した電気はここで消費されます。
 

 

 

 

 

百菜屋平面図

 

3.百菜屋発電設備地点について

 

百菜屋発電設備地点は、宮崎市から車で約2時間の西米良村中央部に位置し、一ツ瀬ダム上流の川沿いにあります。

『川の駅 百菜屋』は、日本一長い木造車道橋「かりこぼうず大橋」のたもとにあり、とれたての野菜や手づくりの加工品など、地どれのさまざまな食材を取り扱っているお買い物、お食事処です。

また、かりこぼうず大橋を渡った上流には、西米良温泉カリコボーズの湯「ゆた~と」があります。

発電した電気は、百菜屋店内のLED照明や、時刻・温度表示板などに使われます。

規模は小さいですが、地域の資源を活かした環境にやさしい水力発電によって地域の活性化が図られればと思います。

4.運転開始式

 発電所の運転開始式を平成26年6月9日に行いました。式には、四本孝企業局長、黒木定蔵西米良村長、小佐井武憲西米良村議会議長及び関係者の皆様が出席し、来賓として押川修一郎県議会副議長にご臨席いただきました。

 

開始式の様子
黒木村長による発電設備の運転開始

このページの内容についてのお問い合わせ

宮崎県企業局 工務課 計画調査担当

電話:0985-26-9884

FAX:0985-26-9789

2014/06/13

【岩手県】農業用水を活用した小水力発電導入のポイント

農業用水を活用した小水力発電の導入についての理解を深めるため、小水力発電導入までの流れや維持管理等の要点を取りまとめた資料を作成しました。
詳しくは、添付ファイルをご覧ください。

添付ファイル

2014/06/12

【佐賀県】県営ダムで小水力発電事業を行う民間事業者を募集します

県営ダムで小水力発電事業を行う民間事業者を募集します

2014年06月09日

 太陽光発電や水力発電などの再生可能エネルギーは、地球温暖化対策やエネルギー自給率の向上、そしてエネルギー多様化などの観点から、より一層の普及を図っていく必要があります。

中でも、水力発電は、昼夜、年間を通じて比較的安定した発電が可能です。

このような中、県では昨年に引き続き、県営ダムの中でも事業化が見込まれるダムにおいて、その放流水を利用して 小水力発電事業を行う民間事業者を下記により募集します。

 

1 事業予定地

(1)岩屋川内ダム(嬉野市嬉野町岩屋川内)

・集水面積 10.7平方キロメートル

・堤高 59.5メートル

(2)伊岐佐ダム(唐津市相知町伊岐佐)

・集水面積 9.6平方キロメートル

・堤高 58.5メートル

 

2 出力規模【試算値】

(1)岩屋川内ダム

最大約77kW(一般家庭の約140世帯分)

(2)伊岐佐ダム

最大約107kW(一般家庭の約190世帯分)

 

3 選定方法

公募型プロポーザル方式

(提案の実現性や県内での波及効果にポイントを置き審査します)

 

4 意思表明書の受付期間

平成26年6月6日(金曜日)~平成26年7月4日(金曜日)の9時~16時(佐賀県庁閉庁日を除く)

 

5 応募要件

県内の関連企業育成の観点から、本県に関わりの深い企業に参加していただくこととします。

 

6 応募方法

詳しくは、別添「公告」を参照ください。

 

7 提出・問合せ先

佐賀県県土づくり本部河川砂防課

ダム対策担当(担当者:前山)

〒840-8570 佐賀市城内1-1-59

電話:0952-25-7161、FAX:0952-25-7277

E-mail:kasensabou@pref.saga.lg.jp

 

8 今後の主なスケジュール(予定)

・公告開始   平成26年6月6日

・提案書の審査 平成26年10月

・事業者の特定 平成26年11月

 

 添付書類

(1)岩屋川内ダム

公告(126KB;PDFファイル)

技術提案書の作成説明書等(279KB;PDFファイル)

提出様式(151KB;PDFファイル)

提出様式(79KB;Wordファイル)

(2)伊岐佐ダム

公告(126KB;PDFファイル)

技術提案書の作成説明書等(279KB;PDFファイル)

提出様式(151KB;PDFファイル)

提出様式(79KB;Wordファイル)

(3)位置・計画概要(1,591KB;PDFファイル)(1591KB; PDFファイル)

 

http://www.pref.saga.lg.jp/web/kurashi/_1261/kk-damu/_81008.html

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