過去に投稿された記事の一覧です。

2013/10/11

九州の自治体、水力発電相次ぐ ダム生かし売電でコスト抑制【日本経済新聞:2013/10/8】

 九州の自治体が自ら運営するダムの放流水などを使った小水力発電を相次ぎ始める。福岡県糸島市や佐賀県が県営ダムを活用して乗り出す。福岡市も水処理施設に発電機器を設置する。再生可能エネルギーの利用を促進する狙いがあるほか、電気料金引き上げなどで施設の運営費用がかさんでいるため、コスト抑制の一助にする。

 糸島市は県営の瑞梅寺ダム(同市)の放流水を使う水力発電を2014年度末にも始める。同市は約2億1千万…

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO60770730X01C13A0LX0000/

2013/10/08

府立工業高校生が小水力発電水車を設置 大江で市事業に協力【両丹日日新聞:2013/10/07】

 福知山市の再生可能エネルギー活用調査に協力する石原の府立工業高校(田中邦明校長)が、大江町仏性寺にある農業用水路を利用した小水力発電の実証実験の準備を進めている。4、5両日には、生徒らが現場で力を合わせて水車を設置した。
 市は1月に市再生可能エネルギー活用調査会(白石克孝会長・龍谷大学政策学部長)を立ち上げ、来年2月の活用プラン策定を目指して、専門的な研究を行っている。
 その一つに小水力発電の研究があり、発電機器のノウハウを持っている府立工に、水車と発電機の製作を依頼。「地域貢献になるのなら」と学校側も快く引き受け、志願した機械プランニング科の3年生6人が取り組むことになった。
 設置場所は、仏性寺にある古い水車小屋に決まったが、老朽化が進んでいたため、地域の人らと協力して小屋の修繕から開始。これと同時に、水車の設計にも取り掛かった。
 設計図が完成したあとは、課題研究の時間に水車と発電機を製作。先に水車が完成したため、現場で設置作業を行うことにした。

■目標は出力500ワット 実用化も■
 4日は、中心軸を置いて本体となる水車の組み立てをし、5日に部品のすき間をシリコンで埋めるコーキング作業などを実施。このあと水車に羽根を取り付けていった。
 生徒たちは、雨に打たれながらも集中して作業を行い、丸2日がかりで直径約2メートル、重さ約170キロのステンレス製水車の設置を完了させた。
 機械プランニング科の3年担任、中野保明教諭(30)は「高校生のレベルをはるかに超える取り組みにも関わらず、みんな前向き。自分で考えて動く力がついてきており、生徒たちの成長を感じています」と喜んでいた。
 今後は、エネルギー効率を高めるための作業や発電機の設置を行い、完成後に数カ月のデータを記録。目標とする発電出力500ワットが達成できれば、実用化に向けて検討していくことにしている。
 メンバーの大槻憲二君は「部品のサイズが一つでも狂えばバランスが崩れるので、レーザー加工などでの調整が大変でした。目標を達成するため、これからも頑張っていきたい」と話していた。 

写真=雨のなか協力して水車を設置した

http://www.ryoutan.co.jp/news/2013/10/07/007093.html

2013/10/08

年内に小水力発電所 温泉熱計画/風力と太陽光は稼働−東伊豆町【伊豆新聞:2013/10/05】

東伊豆町が水力発電施設を整備する奈良本けやき公園横を流れる濁川 ■再生可能エネひとそろい

東伊豆町は本年度、同町奈良本の濁川に小水力発電施設を整備する。熱川温泉で温泉熱発電施設も計画している同町では、稼働済みの風力と太陽光と合わせて、主要な再生可能エネルギーの発電所がひとそろいすることになる。

整備箇所は奈良本けやき公園の横を流れる上流部。計画によると、公園上流から川の水を一部取り込み、落 差のある総延長約350メートルの配管を下って勢いをつけた水で羽根を回して発電する。発電能力は500ワット。電気は公園内の街灯などへの活用を検討し ている。総事業費は約530万円で、県から2分の1の補助を受ける。完成は年内を予定しており、教育や誘客にも活用していく。

同町は2003年度に県内自治体に先駆けて風力発電事業を始めたほか、公共施設への太陽光発電導入を積 極展開。本年度は小水力発電に加えて、全国の自治体で初となる温泉熱発電施設を伊豆熱川駅前足湯公園「熱川湯の華ぱぁーく」の源泉に整備する計画を進めて いる。2施設が稼働すれば、主要な再生可能エネルギーの発電所がそろい、県と共同で進めるまちづくり計画「エコリゾートタウン東伊豆」の前進につながると 期待している。

同町は「今後も新たな再生可能エネルギーが実用段階になれば、導入を検討したい」という。

水力発電は伝統的発電方式で、伊豆地区の天城山系にも過去に複数の発電所があった。同町では現在、東京電力子会社の東京発電が白田川で「白田川発電所」(1927年運転開始)を稼働している。

【写説】東伊豆町が水力発電施設を整備する奈良本けやき公園横を流れる濁川

http://izu-np.co.jp/shimoda/news/20131005iz1000000111000c.html

2013/10/08

三原の小水力発電に”光” 四電規制緩和で容量に余裕【高知新聞:2013/10/04】 

 【写真】小水力発電所を構想する下ノ加江川の芳井堰で「何とか操業を」と話す増井三郎理事長=右=ら(三原村芳井) 自然エネルギー発電事業の新規参入の電力規制が今年5月に緩和されたのを受け、幡多郡三原村の住民グループが稼働を目指しながら、頓挫状態になっていた小水力発電所事業の参入の可能性が再浮上している。関係者は「チャンスが出てきた。何とか操業にこぎ着けたい」と準備を進めている。

【写真】小水力発電所を構想する下ノ加江川の芳井堰で「何とか操業を」と話す増井三郎理事長=右=ら(三原村芳井)

http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=309008&nwIW=1&nwVt=knd

2013/10/08

小水力発電所を北海道の真ん中に、夏の流量は冬の2倍【スマート・ジャパン:2013/10/04】

主力の火力発電に加えて再生可能エネルギーを全国で拡大中のJ-POWER(電源開発)が初めての小水力発電所を建設する。北海道の中央を流れる十勝川にあるダムからの水流を生かして、最大470kWの発電を可能にする計画だ。季節によって流量が変動し、夏季には冬季の2倍になる。[石田雅也,スマートジャパン]
 広い北海道のほぼ真ん中を流れる十勝川の流域には、河口までのあいだに大規模なダムや水力発電所が数多くある。発電事業者のJ-POWERは8カ所の水力発電所を十勝川の水系で運転している。

 そのうちのひとつ「熊牛発電所」(出力1万5400kW)の上流にある「屈足(くったり)ダム」で、小水力発電所の建設工事を10月1日に開始した(図1)。

 屈足ダムからは下流地域の治水や環境保護を目的に、一定の「河川維持流量」を流し続けている。通常の水力発電では利用しない少量の水流だが、これを小水力発電に活用することにした。「くったり発電所」はJ-POWERで初めての小水力発電所として、2015年4月から稼働する予定だ。

 維持流量はダムの放水口の横に設置した放流設備を通して流れ出る(図2)。この放流設備を改造して水車発電機を設置する。発電能力は最大で470kWになる。

 ダムからの維持流量は周辺地域の農業にも利用するため、夏季には冬季の2倍に増える。それに応じて発電量も変動する。

 近隣のダムでも同様の小水力発電は可能で、今後さらに導入プロジェクトが広がっていく見通しだ。

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1310/04/news019.html

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