2013/11/12
「第4回全国小水力発電サミット」 (実行委主催)が7日、鹿児島市で始まった。小水力発電は用水路などに発電用水車を設置して電気を作り出すもので、再生可能エネルギーの一つ。7日は基調 講演とパネルディスカッションがあり、約1000人が耳を傾けた。8日は分科会、9日は小水力発電所建設現場の視察などがある。
講演した原口泉・志学館大教授は、1892年にダムで発電された電気が鹿児島市の仙巌園に引かれ電話に 使われたことなど、小水力発電の歴史と実例を紹介。「『自分たちの電気は自分たちの所にあるものを利用しよう』という小水力発電が(普及し)いろんな知恵 を全国で湧き上がらせることを期待します」と述べた。
パネルディスカッションでは、鹿屋市柳谷集落(通称「やねだん」)が電気の自給自足に取り組んでいるこ とや、小水力発電に積極的な長野県飯田市の取り組みが紹介された。パネリストからは「太陽光は夜は発電できないが、小水力は設備の利用率が非常に高い」な どの意見が出された。【山崎太郎】
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20131108ddlk46040538000c.html
2013/11/12
小水力発電の普及促進を目指す全国小水力発電サミットが7日、鹿児島市で始まった。全国の自治体関係者や事業者、研究者ら約1000人が参加。エネルギーの地産地消や小水力発電を地域活性化に生かす可能性を探った。9日まで。
小水力発電は、身近な自然の川や用水路の流れなどを利用し、一般的に1000キロワット以下を発電する施設。鹿児島県小水力利用推進協議会(池畑憲一会長)や県などの実行委員会が主催した。
2013/10/18
「第4回全国小水力発電サミットin鹿児島」(県小水力利用推進協議会など主管)が来月7〜9日、鹿児島市を中心に開かれる。西日本では初の開催。小水力発電は河川や用水路などに発電用水車を設置し、水量と高低差を利用して電気を生み出すもの。古くて新しい再生可能エネルギーを普及させようと、企画された。【山崎太郎】
数キロから数百キロワットの電力を生み出す小水力発電は、工場から浄水場のポンプの配管までさまざまな場所に発電設備の設置可能場所がある。技術的にもシンプルで、普及すればエネルギーの地産地消や若者の雇用創出になると期待されている。
7日は鹿児島市民文化ホールで基調講演とパネルディスカッション▽8日は鹿児島サンロイヤルホテルで五つの分科会と全体会、霧島市の小水力発電施設建設現場の見学▽9日は大隅、伊佐の小水力発電施設(建設中含む)の見学−−などがある。
池畑憲一・実行委員長(県議会議長)は「鹿児島は小水力発電の先進地。サミットを機に、全国で小水力発電所の建設計画が動き出せば」と意気込む。
参加費2000円、交流会への参加は別途6000円。問い合わせは事務局0996・23・8470へ。