過去に投稿された記事の一覧です。

2013/08/09

小水力発電で全国第2位、農業用水から下水までエネルギーに【スマート・ジャパン:2013/08/02】

 大規模な水力発電所が数多く稼働している富山県で、新しい小水力の発電設備が相次いで動き始めている。農業用水路や下水処理場で導入が進む一方、電力会社は既存の発電所を生かして設備の増強に取り組む。民間企業を中心にメガソーラーの建設計画もようやく広がってきた。 [石田雅也,スマートジャパン] 

 岐阜県から富山県へ流れる庄川の流域は雨と雪が多く降ることから、かんがいのための用水路が両岸に設けられている。その用水路の水流を活用した「庄(しょう)発電所」が2012年9月に稼働を開始した。富山県の企業局が農業用水路に設置した2つ目の小水力発電所である。

 用水路から取り込んだ水を使って水車を回す設備で、5.1メートルの落差を生かして190kWの電力を作ることができる(図1)。小さい落差でも発電できるように、水車と発電機が一体になった設備を採用した。年間の発電量は132万kWhを見込み、約400世帯分の電力使用量に相当する規模になる。

このような用水路の水流を活用した小水力発電は最近になって全国各地で広がっている。特に多いのは農業用水路を利用したもので、自治体では富山県が先行した。2009年12月に運転を開始した「仁右ヱ門(にえもん)用水発電所」が全国の自治体で初めての事例だ。

 発電所の規模は庄発電所よりも大きく、発電に使う水流の落差は24メートルある(図2)。水車と発電機は分かれていて、最大460kWの発電能力 がある。年間の発電量は346万kWhと庄発電所の約3倍に達する。それでも取水用と放水用の設備を含めて工事は6カ月で完了した・・・

つづき http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1307/30/news009.html

2013/08/09

小水力発電装置を独自に開発 倉沢さん山崎記念農業賞受賞 【信濃毎日新聞:2013/07/30】

山崎記念農業賞の表彰状を前に語る倉沢さん 小水力発電装置を独自に開発し、県内外に設置している上伊那郡辰野町の電機設備機器製造業倉沢久人さん(69)が、第37回山崎記念農業賞を受賞した。任 意団体の山崎農業研究所(東京)が主催する賞で、農業や農村環境の向上に寄与した個人や団体を対象としている。倉沢さんは、東京電力福島第1原発事故以降 の自然エネルギーの普及に貢献したと評価された。 

 27日に東京で表彰式があり、倉沢さんはこれまで取り組んできた小水力発電の事例について発表もした。2004年から小水力発電装置の開発に取り組み、同郡中川村の実家で稼働。以降、辰野町ほたる童謡公園の水路など公共施設を含め、県内外の30カ所近くに設置した。

 倉沢さんによると、福島第1原発事故以降、福島県や原発のある新潟県柏崎市から多数の問い合わせが寄せられた。「福島は特に意識が高く、現地を見てほし いと言われて何カ所も回った」。ただ、水量など発電条件の合う場所を見つけることや、設置後に地元の人たちで維持管理を続けていくことは難しいという。8 月には、柏崎市の農家や福島県会津若松市の寺院に最大出力300ワットの装置を設置する予定がある。

 小水力発電装置は採算面などから量産しにくい。倉沢さんも要望に応じて1人で作っている。「どこでも電気が作れることが小水力発電の魅力だが、日本のよ うにどんな田舎にも電気が普及していると、わざわざ小水力発電にする意味は薄い」と足元を見据える。8月で70歳になることから引退も考えたが、「まだ元 気なうちは続けたい」と話している。

http://www.shinmai.co.jp/news/20130730/KT130729SJI090014000.php

2013/08/09

松川町大島に小水力発電システム完成【南信州新聞:2013/07/27】

 松川町大島の町温泉施設「清流苑」近くに水車型の小水力発電システム「ほたるの里水車型水力発電所」が完成し、町は26日、通電式を現地で開い た。自然エネルギーの活用を町民らにPRし、節電意識を高める狙い。豊富な水源を生かした小水力発電の利用促進にもつなげる。関係者が集まり、完成を祝っ た。 

 近くを流れる片桐松川から引き込む幅2メートルの水路に、小水力発電システムを設置した。直径約2メートル、幅40センチの鉄製の水車を回すこと で発電機を稼働させる。出力は平均200から250ワットで、最大300ワット。使用水量は毎秒69リットル。水車はおよそ1分間に20回転する。水車の 脇に発電機と増速機を備える。

 町環境水道課によると、昼間はバッテリーを付けて蓄電し、夜間に周辺にある街路灯や小水力発電をPRする看板の照明などに活用する。事業費として町は本年度一般会計当初予算に300万円を計上した。

 通電式には深津徹町長や町議、国土交通省天竜川上流河川事務所長らが出席。深津町長は「紆余(うよ)曲折あったが、ようやく完成にこぎ付いた」などと述べ、自然エネルギーの広がりに期待した。

 町は地球温暖化対策の一環で、再生可能エネルギーの活用事業に力を入れる。1999(平成11)年から住宅用太陽光発電施設の設置を補助する他、 太陽光発電を利用した売電事業の導入に向けた検討も進める。2014年度の開園を目指す名子統合保育園には、風力発電による街路灯を設置する計画もある。

 このうち売電事業は、小中学校や保育園、浄化センターなど9カ所を候補地として選び今後、絞り込む予定。屋根などに太陽光パネルを備え全量を売電する。

 太陽光をはじめとした再生可能エネルギーは、昨年7月からの固定価格買い取り制度導入で設備数が増加の一途となっている。太陽光を利用した大規模 な売電には日照条件の良い、まとまった土地の確保が必要という点に着目。深津町長は町が管理する土地や公共施設の有効活用にもつながると意欲を見せる。売 電の収益性にも注目し、余剰金を町の子育て支援などに充てたいとしている。

http://minamishinshu.jp/news/society/%E6%9D%BE%E5%B7%9D%E7%94%BA%E5%A4%A7%E5%B3%B6%E3%81%AB%E5%B0%8F%E6%B0%B4%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E5%AE%8C%E6%88%90.html

2013/08/09

住友共同電力が高知県大川村に小水力発電所建設 子会社の施工で着工【建通新聞】2013/7/23

【高知】住友共同電力(新居浜市磯浦町16ノ5)は、高知県大川村に小水力発電所大平発電所を建設するため、同社の子会社である住共エンジニアリング(新居浜市)の設計・施工で、7月18日に着工した。

 

http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/130723200007.html

 

2013/07/19

三井住友海上、中・小水力発電の保険商品を発売

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三井住友海上火災保険は、7月から、中小水力発電事業者向けに、保険とデリバティブを組み合わせた「中小水力発電総合補償プラン」の販売を開始した。
同プランは、中小水力発電事業者を取り巻くリスクを総合的に分析し、必要な補償を合理的に手配できるよう「火災保険」「土木構造物保険」「賠償責任保険」 「天候デリバティブ」をパッケージ化したもの。同社は、中小水力発電の本格的な事業化を見込み、今後2年間で保険・デリバティブ合計3億円の販売を目指 す。
同プランの特長は、以下の通り。
(1)さまざまなリスクを総合的に補償
中小水力発電事業者を取り巻くさまざまなリスクを総合的に補償。具体的には、建物・機械設備等に対しての「財物損害(火災等)」「財物損害(地震等)」 「財物損壊等による利益損失」、建物・機械設備以外の構造物等に対しての「財物損害」に加えて、「第三者への損害賠償」「天候不順リスク」の6つの補償が 用意されている。
(2)ニーズに応じた個別設計が可能
発電事業者ごとに、補償する条件や保険金額等を個別に設計することが可能。
(3)リーズナブルな保険料水準
所定の項目に応じたリスク診断を行い、診断結果に応じた割引を適用して保険料を算出するため、リーズナブルな保険料を実現。

http://www.kankyo-business.jp/news/005304.php

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