過去に投稿された記事の一覧です。

2013/09/10

小水力発電 制度変更 普及へ追い風 「許可制」から「登録制」 【日本の業新聞:2013/09/08】

 年内に施行予定の改正河川法で、農業用水を利用した小水力発電が「許可制」から「登録制」に変更になる。農業用水を用いて小水力発電をする場合、煩雑だった手続きが簡素化されるため、水利権を持つ農家や土地改良区が発電に取り組みやすくなる見込みだ。普及に取り組む団体は「法改正を機に、地域還元型の小水力発電がさらに広がってほしい」と期待を寄せる。

http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=23258

2013/09/10

中遠農林 小水力発電建設用地の測量委託【建通新聞:2013/09/06】

静岡県中遠農林事務所は、地域用水環境整備として新エネ大井川右岸地区の測量その3をグリーン(島田市)に委託した。納期は9月27日。早ければ9月末にも工事発注する見込み。
委託概要は地図転写2・54㌶や境界測量0・42㌶など。

http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/130902100047.html

2013/09/06

「ゲゲゲのふるさと」を利用、鳥取で小水力発電所が完成【スマートジャパン:2013/09/06】

小水力発電はそれまで使っていなかった水の位置エネルギーを利用する優れた発電方式だ。鳥取県が主導した出力260kWの小水力発電所も、発電用途ではないダムの水を使いつつ、本来のダムの用途を損なわれないものだ。
[畑陽一郎,スマートジャパン]
 とっとり県民債「ゲゲゲのふるさと」で調達した資金などを使った小型の水力発電所「賀祥(かしょう)発電所」(鳥取県南部町、出力260kW)が、2013年9月に運転を開始した(図1、図2)。

 鳥取県企業局は工業用水道事業や埋立事業と合わせて再生可能エネルギーを生産する電気事業を進めている。8つの水力発電所(3万7400kW)の他、風力発電所(3000kW)と太陽光発電所(200kW)を各1カ所運転中だ*1)。2012年に募集したとっとり県民債の発行総額10億円のうち、1億円を再生可能エネルギー発電所の建設に利用。今回の賀祥発電所にも5000万円を投じている。

*1) この他、倉庫の屋根を利用したFAZ倉庫太陽光発電所(出力500kW、2013年10月運転開始予定)と浄水場の敷地を利用した企業局東部事務所太陽光発電所(出力120kW、2014年2月運転開始予定)を建設中だ。

 「賀祥発電所の総事業費は3億2000万円、県民債の他、公営企業債を発行することで資金を調達した。ダム関連の土地を利用したため、土地関連の出費はない」(鳥取県企業局)。土木や建物、発電機、電気工事などをそれぞれ担当する6社に建設を発注し、2012年6月に建設を開始している。今後は企業局が賀祥発電所を所有し、運営する。

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2013/09/06

[記者ノート]水力の成熟技術目を向けよ【電気新聞:2013/09/05】

ここ数年、自然エネルギーといえば、風力や太陽光が脚光を浴びるようになった。あたかも、原子力発電への依存を打破するエネルギーの主役に躍り出た格好だ。

一方、そのブームに押され、影を潜めてしまったのが水力発電だ。電力供給の確実さや規模を比べたら、風力や太陽光に劣るどころか、はるかに上回る力があるのだが。

豊かな水資源に恵まれる北海道では今、老朽化した水力発電所の改修、改良が進んでいる。

十勝川水系では、さかのぼること71年前に運転を始めた岩松発電所を撤去し、出力増強を図った新岩松発電所に建て替えられる。

発電に使える水量を毎秒37・5立方メートルから同45・0立方メートルに増やし、発電の最大出力を1万2600キロワットから1万6千キロワットに拡大することができる。

建て替えによる出力の増加は3400キロワット。これを風力や太陽光でつくろうとしたら、膨大なコストと広大な土地の確保が必要だ。道内で古くなった水力発電所の改修を一つずつ進めていけば、千キロワット単位で自然エネルギーを積み上げることができる。

水力発電は様々な方法で出力アップを図れるのが特徴だ。使う水の量を増やす、落差を広げる、水の落下をより効率よく回転力に変えるなど、技術や設備の改善で伸びしろを生み出せる。これらの技術が進歩する限り、発電能力を高めていけるわけだ。

風力や太陽光に比べ、長い開発の歴史を経た水力発電は自家薬籠(やくろう)中の技術に近い。これに対し、天気に翻弄され、目まぐるしく発電能力が変わる風力や太陽光を思いのまま使えるようにするには、まだまだ試行錯誤が続く。

途上技術の可能性を追うばかりでなく、成熟した技術の安定感にもう少し価値を見いだしてもいいのではないか。(保)

電気新聞本紙より転載

2013/09/06

県営賀祥発電所が運転開始 小水力発電は県営初【日本海新聞:2013/09/04】

運転が始まった県営賀祥発電所の発電機=3日、南部町下中谷の賀祥ダム鳥取県南部町下中谷の賀祥ダムに鳥取県が新設した小水力発電所「県営賀祥発電所」の運転開始記念式が3日、行われた。年間で一般家庭約390戸の使用電力量に当たる約140万キロワット時を発電し、約4千万円の売電収入が見込まれている。

ダムの維持放流水を利用する発電所で、最大出力260キロワット。再生可能エネルギーの普及を目指す県が2009年から建設事業を進めてきた。事業費は3億2千万円。県営の水力発電所は9カ所目で、そのうち小水力発電は初。

式で平井伸治知事は「水をエネルギーに換えることは地球を守ることにつながる。水力発電で地域に貢献したい」とあいさつ。出席者がボタンを押して発電機を始動させた。また、地元の西伯小学校の児童たちが発電所を見学した。

賀祥ダムは1989年間完成した多目的ダム。治水、上水道用水に利用されている。

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