過去に投稿された記事の一覧です。

2013/09/03

20年間で1億4800万円の利益を見込む、県営ダムの小水力発電【スマート・ジャパン:2013/08/28】

福岡県は発電事業を実施していない県営ダムを対象に小水力発電の可能性を検討して、収益性の高いダムから発電事業に着手する。第1弾は地元の自治体が事業者になり、2014年度中に運転を開始する予定だ。売電収入によって20年間に1億4800万円の利益を生み出せる見込みである。
[石田雅也,スマートジャパン]

 県営ダムで実施する小水力発電の第1弾に決まったのは、県西部の糸島市にある「瑞梅寺(ずいばいじ)ダム」である(図1)。もともと洪水対策のために1977年に造られたダムで、高さは64メートル、総貯水量は242万立方メートルある。このダムから下流に常に放流している水量を生かして発電する。

 発電に利用できる水量は最大で毎秒0.3立方メートルになる。この水流を水車式の発電機に通すことで99kWの電力を作り出す(図2)。年間の発電量は66万8000kWhになる予想で、約200世帯分の電力使用量に相当する。固定価格買取制度では200kW未満の小水力発電の買取価格は1kWhあたり34円であることから、年間の売電収入は2270万円になる。買取期間の20年間で4億5400万円の収入を期待できる・・・

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2013/08/30

静岡の金属加工業などの組合、小水力発電設備を開発【日経新聞:2013/8/28】

 静岡県の機械金属加工業などで構成する静岡中部金属開発協同組合(藤枝市)は流れが緩やかな農業用水路で使える小水力発電設備を開発した。藤枝市内で28日、実証実験を実施。実験結果を踏まえて細部を修正したうえで、販売する。

 今回開発した小水力発電設備は、流れが緩やかな河川や農業用水路などに水の流れを速めるための鉄製の設備(加速水路)を組み込むことで効率的に発電する。加速水路は人工的な落差を作ったり、流水…

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO59032350Y3A820C1L61000/

2013/08/30

飯田市、住民主体の小水力発電所建設を支援【日経新聞:2013/8/27】

 飯田市は市内南東部の小沢川で計画が進む地域住民主体の小水力発電所の建設を支援する。9月補正予算案に発電に必要な導水管敷設のための調査費用を盛り込んだ。電力会社への売電収入を住民が地域振興に充てる計画だが、モデルケースとして市が調査を支援する。

 この費用を含む「新エネルギー推進リーディング事業」として1400万円強を計上した。土木会社に依頼し、導水管のルート案を複数出してもらう。小沢川から取った水…

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO58988770X20C13A8L31000/

2013/08/30

小水力発電:糸島市が14年度末開始へ 採算性を県が試算、瑞梅寺ダムを活用 /福岡【毎日新聞:2013/08/27】

 県と糸島市は26日、県営瑞梅寺ダム(同市瑞梅寺)の放流水を活用した小水力発電事業を市が実施する方針を明らかにした。2014年度末の発電開始を目指す。自然エネルギー導入の一環で、九州では初の取り組みという。県が同ダムでの発電に採算性が見込めると試算し、事業実施に向け市と協議していた。【林田雅浩】

 瑞梅寺ダム(総貯水容量242万立方メートル)は77年度に完成した多目的ダム。発電は、新たに設置す る放流管の水(最大流量は毎秒0・3立方メートル)でタービンを回し、最大出力99キロワット。年間発電量見込みは約190世帯分の消費を賄える668メ ガワット時。電力の利用先は未定だが、売電した場合、年間2300万円の収入となり、11年で初期事業費が回収でき、運転開始後20年間の収益は1億 4800万円になるという。

 総事業費は概算で2億1200万円。うち1億円は県の再生可能エネルギー発電設備導入補助制度による補助金を見込んでいる。市は9月議会に設計費1600万円の補正予算案を提出する方針。

 県はダム放流水を活用した小水力発電の採算性について県営12ダムで検討し、瑞梅寺ダムのほか▽藤波(うきは市)▽力丸(宮若市)▽陣屋(添田町)−−の3ダムで採算が見込めると試算している。県はこの3ダムでも事業を実施するかどうか関係自治体と協議を進めており、年度内に方針を決めるという。

〔福岡都市圏版〕

http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20130827ddlk40010345000c.html

2013/08/27

瑞梅寺ダムで小水力発電 福岡県、27年春に事業開始【産経ニュース:2013/08/27】

 福岡県の小川洋知事は26日の記者会見で、県営の瑞梅寺ダム(糸島市)で、放流水を活用した小水力発電事業を実施すると発表した。平成27年春に発電を始める。

瑞梅寺ダムは昭和53年から福岡、糸島両市に水を供給している。水道水以外に毎秒0・14〜1・56トンの放流水があり、このうち0・3トンを発電に活用する。

発電事業は糸島市が行う。一般家庭190世帯分に相当する年間66万8千キロワット時の発電を見込み、売電収入は年間2300万円と試算している。

県は他にも、藤波(うきは市)、力丸(宮若市)、陣屋(添田町)の3県営ダムでも小水力発電導入を構想しており、周辺市町などと協議を進めている。

小川氏は記者会見で「県の施設を生かした再生可能エネルギー導入を促進していく。瑞梅寺ダムは再生可能エネルギーの地産地消モデルになる」と述べた。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130827/fkk13082702110000-n1.htm

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