過去に投稿された記事の一覧です。

2013/10/18

全国小水力発電サミット:古くて新しい再生エネルギー 小水力発電の未来を語ろう 来月7〜9日、西日本初開催 /鹿児島【毎日新聞:2013/10/17】

 「第4回全国小水力発電サミットin鹿児島」(県小水力利用推進協議会など主管)が来月7〜9日、鹿児島市を中心に開かれる。西日本では初の開催。小水力発電は河川や用水路などに発電用水車を設置し、水量と高低差を利用して電気を生み出すもの。古くて新しい再生可能エネルギーを普及させようと、企画された。【山崎太郎】

 数キロから数百キロワットの電力を生み出す小水力発電は、工場から浄水場のポンプの配管までさまざまな場所に発電設備の設置可能場所がある。技術的にもシンプルで、普及すればエネルギーの地産地消や若者の雇用創出になると期待されている。

 7日は鹿児島市民文化ホールで基調講演とパネルディスカッション▽8日は鹿児島サンロイヤルホテルで五つの分科会と全体会、霧島市の小水力発電施設建設現場の見学▽9日は大隅、伊佐の小水力発電施設(建設中含む)の見学−−などがある。

 池畑憲一・実行委員長(県議会議長)は「鹿児島は小水力発電の先進地。サミットを機に、全国で小水力発電所の建設計画が動き出せば」と意気込む。

 参加費2000円、交流会への参加は別途6000円。問い合わせは事務局0996・23・8470へ。

2013/10/18

北の大和盆地で小水力発電、南の吉野山地にメガソーラー【スマートジャパン:2013/10/15】

奈良県は北部の盆地と南部の山地に分かれ、気候も自然も大きく変わり、再生可能エネルギーの取り組みでも違いを見せる。大和盆地を中心に都市が集まる北部では浄水場の水流を生かした小水力発電が活発に進む。南部では杉や桜で有名な吉野山地を中心にメガソーラーが広がってきた。[石田雅也,スマートジャパン]

関西は府県ごとの自然環境に大きな差がある。導入できる再生可能エネルギーの種類もさまざまだ。奈良県は大阪府に次いで面積が狭いものの、中小水力発電のポテンシャルでは他府県を上回っている(図1)。面積の8割近くを森林が占めていて、山と川からの水資源が豊富にあるためだ。

これと同様の方法で小水力発電を実施することは多くの浄水場で可能である。奈良県内で最も新しい発電設備が、生駒市の「山崎浄水場」で2013年3月から運転を開始した(図3)。この浄水場でも近隣の調整池から送られてくる水を取り込む際に、調整池との間に70メートルの高低差がある。従来は高低差によって生じる水圧を浄水場で減圧していたが、減圧しないまま水車発電機に取り込めるようにした。

発電能力は桜井浄水場よりも低い40kWながら、24時間の連続運転を前提に年間の発電量は35万kWhを想定している。発電した電力は固定価格買取制度を利用して、1kWhあたり34円で売電することができる。年間の収入は約1200万円になり、買取期間の20年間で2億4000万円を見込める。設備の導入・維持費を差し引いても8000万円の利益が出る計画だ。

浄水場の水流は年間を通じて安定しているため、小水力発電の中でも特に天候に左右されにくいメリットがある。既存の水路を活用できる点で工事費も安く済む。確実な収益を予想できることから、今後さらに多くの浄水場へ同様の取り組みが広がっていくだろう。

以下略

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1310/15/news010.html

2013/10/15

東京都が小型水力発電の電力販売【NHKニュース:2013/10/14】

東京都は、水を送る圧力を利用した小型の水力発電の設備を新たに江戸川区に整備し、発電した電力を事業者に販売する取り組みを始めました。
小型の発電設備が完成したのは、東京・江戸川区にある葛西給水所です。
給水所は、水道水を各家庭に送る前に一時的にためている施設で、浄水場から圧力をかけて水道水が届けられています。
今回完成した発電設備は、この水圧を利用して水車を回して発電します。
発電できる電力量は、420世帯が1年間に使うおよそ140万キロワットで、新たに電力事業に参入した東京に本社がある事業者に販売を始めました。
東京都は、再生可能エネルギーによって発電した電力を電気事業者が買い取る制度を使って、年間4600万円の売り上げを見込んでいて、都は整備にかかった費用を6年間で回収したいとしています。
東京都の施設で発電した電力をすべて販売するのは今回が初めてです。
東京都水道局は「今後も電力の販売を拡大して、社会全体の電力供給に貢献していきたい」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131014/k10015255261000.html

2013/10/15

駒工50周年 生徒と同窓会、信大連携 水力発電機が完成【長野日報:2013/10/11】

駒ケ根工業高校(駒ケ根市)は10日、創立50周年記念事業の一環として、同校生徒と同窓会、信州大学が連携した小水力発電プロジェクトの水車と発電機の組み立て作業を市内の企業で行った。発電システムは校内を流れる農業用水に設置し、11月28日午後1時から通電式典を開く。

 プロジェクトは、3年生の課題研究授業として取り組み、信大工学部環境機能工学科の飯尾昭一郎准教授の指導を受けた同大学院1年の木本海花さん(23)が設計。水車は宮脇製作所、発電機はウィンベル、水路工事は富貴屋建設と、いずれも同窓生がいる市内の企業が協力した。技術的に難しい部分を除き、機械科と電気科の3年生10人が製作に当たった。

 発電システムは、同校電気科棟横を流れる中田切川からの用水を利用。用水路にステンレス製の流路を設け、落差1.5メートルの水を利用して、水車を回すことにより最大2.3キロワット(出力300ワット)を発電する。電力は授業で活用し、売電はしない。費用は記念事業費で賄い、総額約320万円。

 機械科3年の政岡アキラ君(18)は「水車のブレードの角度と溶接が難しかった。ここまで形になって達成感でいっぱい」と満足げ。水車の技術指導をした宮脇眞さん(65)は「生徒は一生懸命作業に取り組んだ」と褒め、設計者の木本さんも「自分の設計が実物になってうれしい」と喜んだ。

 発電機は水路に装着する前に第23回全国産業教育フェア愛知大会(11月9、10日、名古屋市)に出品。「100%長野県内の技術で完成させた発電機」として紹介する。同校の青柳徹校長は「同窓会と信大の皆さんの協力で実現した」と感謝し、「目を輝かせて製作に取り組む生徒の姿が印象的だった」と述べた。

http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=29650

2013/10/11

九州の自治体、水力発電相次ぐ ダム生かし売電でコスト抑制【日本経済新聞:2013/10/8】

 九州の自治体が自ら運営するダムの放流水などを使った小水力発電を相次ぎ始める。福岡県糸島市や佐賀県が県営ダムを活用して乗り出す。福岡市も水処理施設に発電機器を設置する。再生可能エネルギーの利用を促進する狙いがあるほか、電気料金引き上げなどで施設の運営費用がかさんでいるため、コスト抑制の一助にする。

 糸島市は県営の瑞梅寺ダム(同市)の放流水を使う水力発電を2014年度末にも始める。同市は約2億1千万…

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO60770730X01C13A0LX0000/

お問い合わせ
候補地点についてのご相談や、「小水力」に関するお問い合わせ、 当サイトへのご連絡は、こちらより承ります。
お問い合わせはこちら