過去に投稿された記事の一覧です。

2013/12/15

妙高市で小水力発電実証事業 新潟【産経ニュース:2013/12/15】

 妙高市で、小さな水路などで水車を回し電気を起こす小水力発電装置の実証事業が始まった。事業主体は、産業機器商社の岡谷鋼機(名古屋市中区)で、来年12月末まで小水力発電の有効性を確認する。妙高市は、小水力で発電した電気で野菜を栽培するなど、農業振興に役立てることを期待している。
 流れが緩やかな妙高市の農業用水路に、小水力発電機メーカー、シーベルインターナショナル(東京都千代田区)製装置を設置。水路にある2メートルの落差を利用し、3キロワットの出力を得る。
 岡谷鋼機が豪雪地帯の妙高市で実証を行うのは初めて。今後1年かけて発電に必要な流水量を調べ、流水がシャーベット状になる冬場の運転状況も検証する。市は「雪国での小水力発電の可能性に注目したい」としている。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/131215/ngt13121502060001-n1.htm

2013/12/12

日本工営/発電事業会社を設立/SPC統括 小水力、地熱も 【建設通信新聞:2013/12/12 】

日本工営は、自らが事業主体となって発電を手掛ける発電事業会社を、2014年に設立する方向で検討を進めている。小水力だけでなく、地熱や太陽光も想定している。廣瀬典昭社長は新会社のもう1つの役割として、小水力発電のSPC(特定目的会社)を既に3社設立し、今後も増える見通しのため、「全体を統合する仕組みをつくらなければいけない」と説明した。

地熱発電は検討中のプロジェクトが数件ある。小水力と比べ初期投資の規模が大きいため、単独で行うよりも資本参加する可能性がある。太陽光発電は福島事業所(福島県須賀川市)で、エネルギーのマネジメントシステムを構築するための実験をしている。収益が見込める案件があれば、太陽光発電も手掛ける考えだ。また、発電事業を「EPC(設計・調達・建設)方式で、すべて一括してやってほしいという話もある」(廣瀬社長)ことから、新会社は事業として受注するケースもあるとみられる。

同社は現在、小水力発電のSPCとして新曽木水力発電(鹿児島県伊佐市)、NKダムESCO栃木(東京都千代田区)、長野水力(長野市)の3社を設立している。

福島県営の四時(しとき)ダムでもESCO(エネルギー・サービス・カンパニー)事業を予定しているため、新たにSPCを設立するほか、事業者として実施する候補案件が複数あり、さらにSPCが増える見通しだ。これらのSPCを束ねるためにも、持ち株会社として設立することを検討している。
[ 2013-12-12  1面]

http://www.kensetsunews.com/?p=23205

2013/12/12

小水力発電 仕組み学ぶ 加賀の児童、国8工事に設置で【中日新聞:2013/12/12】

 加賀市上河崎町の国道8号の拡幅工事現場に、地下水を利用して発電する小水力発電装置がお目見えし、同市南郷小学校の四~六年生四十人が十一日、見学した。児童たちは、装置で発電した電気で街路灯をともす仕組みなどを学んだ。(服部展和)

 工事を担当する国土交通省金沢河川国道事務所によると、県内の工事現場に小水力発電装置を設置したのは初めて。年末まで続ける。

 工事は黒瀬町から加茂町までの一・九キロの区間で実施。片側一車線を二車線に広げ、二〇一五年三月の完成を目指している。

 小水力発電装置は、国道の下をくぐる農道の工事現場から出る地下水を利用。地下水は従来、そのまま水路に流していたが、装置を使うことで一日十二~十三ワットの発電量が確保できる。装置に蓄電し、毎日午後六~八時に街路灯を点灯。国道沿いの仮の歩道を照らしている。

 見学した六年生の吉井こころさん(12)は「水を通すと電気ができるところが面白い」と興味津々だった。

2013/12/09

中濃農林下之保多良木小水力概略計画委託【建通新聞:2013/12/09】

 岐阜県中濃農林事務所は、県営農村環境整備事業(小水力発電整備型)で「下之保多良木地区」の概略計画策定業務を若鈴コンサルタンツ岐阜営業所(大垣市)に委託した。委託期間は2014年3月20日まで。

2013/12/09

ミンダナオ島の小水力発電事業、日本メーカーから調達【日経BP社 ケンプラッツ:2013/12/09】

 長大はフィリピン・ミンダナオ島の複数エリアで、小水力発電事業を現地企業と共同で進めている。一連の事業の一つであるアシガ川小水力発電事業で、水力発電機を日本メーカーの富士・フォイトハイドロ(川崎市)から調達することが決定。12月6日に東京都内で関係者による調印式が実施された。横軸フランシス型水車発電機(定格落差108.44m、定格流量9.0m3/秒、出力4MW)を2基、調達する。

 
フィリピンのミンダナオ島で長大らが進める小水力発電事業の位置関係図(資料:長大)

 

アシガ川小水力発電事業は、最大出力8MWの発電施設を事業費約30億円(1フィリピンペソ=2.3円で算定)で開発するプロジェクト。現時点では15年の運営開始を目指している。長大は、同島の大手建設会社エクイパルコ社(ブトゥアン市)と開発投資会社ツインピーク・ハイドロ・リソース社(同)、メトロマニラのケソン市に本社を置く小水力発電コンサルティング会社ハイドロ・リソースマネジメント・アンド・コンサルタンシーと、12年4月に基本契約書を締結。事業を推進する特別目的会社(SPC)として、アシガ・グリーン・エナジー社(AGEC)を共同出資で立ち上げている。

長大はSPCに対して、エンジニアリング・レビュー、施工監理、発電機の導入、維持管理などに関するコンサルティングや助言を行う役割を担う。発電機調達では、日本メーカー限定のショートリスト方式で、2社が入札に参加。事業関係者による評価を経て11月末に富士・フォイトハイドロが第一優先交渉権者に決定し、最終的な契約調印に至った。同社は、大手電機メーカーの富士電機とドイツの発電機メーカーであるフォイトハイドロ社が、折半出資で1997年に設立した会社。

アシガ川のほか、ミンダナオ島内のタギボ川では事業費約17億円で最大出力約5MW、同じくワワ川では約91億円で約23MWの小水力発電施設の建設事業が進行中。いずれもアシガ川と同様に、現地企業とのSPCによる事業スキームで進められている。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20131206/643549/?bpnet

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