過去に投稿された記事の一覧です。

2015/05/22

砂防堰堤使い小水力発電 石川初、金沢で稼働式【北國新聞】

 砂防堰堤(えんてい)を活用した石川県内初の小水力発電事業となる平沢(ひらそ)川小水力発電所の稼働式=写真=が21日、金沢市中戸町の現地で行われた。
 柿本商会(金沢市)と新日本コンサルタント(富山市)が出資して設立した新会社「平沢川小水力発電」が運営する。稼働式では、同社の柿本一如社長があいさつ。柿本商会の柿本自如社長、新日本コンサルタントの市森友明社長らが加わり、稼働開始のボタンを押した。
 発電所は、最大使用水量が毎秒1・5立方メートル、有効落差が17・17メートル、最大発電出力は198キロワットとなる。年間予想発電量は97万6千キロワット時で、一般家庭約270戸分の年間消費量に相当する。
最終更新:5月22日(金)3時1分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150522-00249805-hokkoku-l17

2015/05/22

明電舎、中小水力事業に注力 サービス提供を一元化【電気新聞】

 明電舎は中小水力発電事業で、2017年度に100億円以上の売上高を目指す。14年度実績の63億円から6割超の伸びとなる。14年度に同社が筆頭株主となったイームル工業(広島県東広島市、中井雄三社長)と明電舎の合計売上高として100億円以上を目標とする。FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)を背景に、小水力発電の導入が国内で進むと予測。ESCO(省エネルギーサービス)、クラウド、ワンストップサービスといった仕組みを駆使し、目標達成を図る。
 明電舎は14年7月、中国電力のグループ会社で水車メーカーのイームル工業への出資比率を33%に高め、筆頭株主となった。明電舎の永久磁石発電機、可変速コンバーター盤とイームル工業の水車を組み合わせるなどし、事業展開している。イームル工業の水車は最大2万5千キロワットで、それを上回る容量については東芝と協業している。
 14年度売上高実績の内訳は、明電舎34億円、イームル工業29億円の計63億円。17年度には明電舎75億円、イームル工業30億円の計105億円に伸ばす。計105億円にはサービス事業が含まれない。既に14年度の受注は明電舎で70億円超、イームル工業で30億円超に達している。
 明電舎は15年度に、3年間の中期経営計画「V120」をスタート。17年度の売上高目標は14年度比約400億円増の2700億円であり、中小水力事業も成長を支える柱としたい考えだ。
 国内では小水力のFIT認定がようやく立ち上がってきた段階。今後は新規認定が急速に拡大していく見通しだ。また、総包蔵水力量の約3割が未開発であり、小水力事業のポテンシャルは大きい。1950年前後に運転を開始した明電舎の設備が多いことから、約20年以降には更新需要も増えてくる見込みという。
 明電舎は、FITによる売電収入をもとに山形県の小水力発電所を改修するESCO事業に協力している。同社では「こういった取り組みを水平展開したい」(三井田健副社長)考え。クラウドを用い、公営水力など水力事業者の維持管理業務を支える「水力発電クラウド」の提案も強化する。また、予兆・解析・診断などの情報サービス、運用・維持管理、設備・システム販売、発電設備修繕・更新などをワンストップサービスとして展開していく。

紙面より転載

2015/05/22

発電所の放水を再利用 砺波・庄川町に小水力発電所【チューリップテレビ】

(2015年05月15日 15時26分)
 電力会社の発電所から流れる水を再利用し発電する小水力発電所が砺波市に完成し、15日から運用がはじまりました。
 砺波市庄川町に完成した中野放水路発電所は、庄川沿岸用水土地改良区連合が整備したもので、庄川沿岸では4つ目の小水力発電所となります。
 15日は記念式典が行われ、関係者が運用開始のスイッチを押し、地下にあるチェコ共和国製の水車発電機が稼動しました。
 発電に使う水は関西電力の中野発電所で使われたものを再利用していて、放水路から庄川に戻される際の4.8メートルの落差を利用して、発電機の羽根車を回転させ発電します。
 最大出力は500キロワット、年間の発電量は一般家庭の490世帯分に相当する204万9000キロワットアワーで、年間1137トンの二酸化炭素を削減できるということです。
 発電した電力は北陸電力に売電し、収益は農業用水などの維持管理費にあてて農家の負担を減らすことにしています。

http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20150515152624

2015/05/22

佐賀県、小水力発電の研究開発・調査・設置工事費などに補助金 最大250万円【環境ビジネス】

2015年5月15日掲載
佐賀県は、「佐賀県小水力発電普及促進事業」として、県内での小水力発電の普及促進に取り組む事業者への補助を実施する。
対象は、県内での小水力発電(出力1,000kW以下の水力発電)の普及促進に資する事業で、県内企業が参画するもの。小水力発電に関連する設備や機器 (発電機・水車・パワコンなど)が補助対象だ。補助率は1/2以内、1件あたり250万円が上限に設定されている。採択予定件数は2~3件程度だ。
募集期間は6月5日17時まで。詳細は下記の通り。

http://www.kankyo-business.jp/news/010507.php

2015/05/21

石川県:県内初の砂防えん堤の水力発電【MRO】

土砂災害を防ぐために設けられている砂防えん堤を活用した水力発電が県内で初めて金沢で始まりました。金沢の山間部、中戸町で始まった平沢川小水力発電事 業は、県が再生可能エネルギー推進計画のひとつとして、砂防堰堤を利用した水力発電の事業者を民間から公募し、実現しました。この事業は電気機械工事など を手掛ける金沢の柿本商会と、土木建築などを行う富山県の新日本コンサルタントの共同で運営することになっていて、5月21日は稼動式が行われました。砂 防えん堤は、大雨が降った時に土や砂が水と一緒に流れ出す土石流災害を防ぐために設置されているもので、一般のダムとは異なり水ではなく、土砂を溜めるこ とを目的としています。水力発電所では、この砂防堰堤に蓄えられた水を17メートル下の発電設備に送り、水の力を使って年間97万キロワットを発電しま す。発電された電力は一般家庭の年間消費量に換算すると、およそ270世帯分に相当し、周辺の中戸町や天池町、辰巳町の家庭で使用されます。砂防えん堤を 利用し民間が運営する水力発電事業は全国でも珍しく、県内では初めての試みとなります。県では、県内の砂防堰堤のうちほかにも水力発電が可能な場所があれ ば、事業の公募を進めるとしています。
2015年05月21日(木)19:47

https://www.mro.co.jp/news/detail.php?cd=3394122

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