2013/11/27
小水力発電、ミャンマーへ 川端鐵工が来年調査【北國新聞社:2013/11/27】
川端鐵工(黒部市)は来年、ミャンマーで小水力発電設備設置の調査に乗り出す。急速 な経済発展の一方、電力不足が深刻化する同国で、落差が小さくても発電可能な同社の水 車を利用し、農村地域のエネルギー自立支援を目指す。26日までに、国際協力機構(J ICA)の支援事業に仮採択された。
小水力発電設備製造の角野製作所(岐阜県恵那市)、建設・測量コンサルタントのアジ ア航測(東京)と共同でJICAの「中小企業連携促進基礎調査」に応募した。来年1月ごろの本採択後に契約し、1年間で複数回、候補地を調査する。中長期の事業 計画も策定する。将来的には角野製作所や現地企業と合弁で現地法人を設立し、発電設備 の現地生産も目指す。川端鐵工は、水の渦の力を利用した「川端式たらい水車」を開発。通常の小水力発電と 違い、流水の落差をほとんど必要とせずに発電できる強みを生かし、普及を目指している 。JICA北陸によると、ミャンマーの世帯電化率は約3割で、インフラ整備で日本企業 の技術力に対する期待は高い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131127-00081152-hokkoku-l17