2019/01/27
2019年1月27日掲載
羽咋市の羽咋工業高校三年生の課題研究公開発表会が二十六日、市内のコスモアイル羽咋であり、十組が成果を説明した。
うち、県の産学連携人材育成事業として水路などを活用する小規模発電「小水力発電」の研究をしたグループは、昨年の実績からの改良と課題を発表した。部材の制作を白山市内の企業に依頼し、自分たちで組み立て。羽咋市内の邑知潟土地改良区で実施したところ、想定の発電量を大きく下回った。より水の落差が大きい場所に変更すると、大幅に増加。昨年は自転車のライト程度しか点灯しなかったが、蛍光灯一本分に向上した。
グループはこのことから、水量に加え、落差が重要だと結論。発電機の羽根を固定から可動にすることを改良策に挙げた。
館内では、発表した班を含む、全三年生百十八人による二十七の研究成果を展示。木製のおもちゃやウエディングドレス、廃材を利用した脚立など、工夫と努力の品々が並べられ、来場者の目を引いていた。 (林修史)
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20190127/CK2019012702000233.html