2016/07/22
2016年7月22日
JR東日本信濃川発電所のPR施設「小千谷信濃川水力発電館」と小千谷市の宿泊研修施設「市民の家」を併設した複合施設「おぢゃーる」が21日、同市山本に開館した。
同発電所の不正取水問題を契機にした地域貢献策として、JRが3億円を負担。市が総事業費7億円をかけて建設した。
発電館の展示室では、山手線など首都圏のJR線に電力供給する同発電所の歴史や仕組みをジオラマやパネルなどで紹介。上越線の電車をゲーム感覚で運転できるシミュレーターや発電の実験模型なども設け、子どもたちが体験しながら発電所と電車のつながりを学べるようにした。また不正取水の発覚により、発電停止を余儀なくされた問題の経緯を説明したパネルも置いた。
市民の家は老朽化した旧施設を建て替えたもので、90人が宿泊、研修などに利用できる。24日には、鉄道模型の展示やミニSLに試乗できるオープニングイベントを開く。【金沢衛】