2016/02/25
富山県南砺市で進められてきた「第5回小水力発電アイデアコンテスト」の発表会を開催します。
製作した小水力発電装置を現地に設置し、高専の学生が1年かけて取り組んだ成果を地域住民の皆さんに発表します。どなたでも見学することができます。
◆日時 2016年3月21日(月・祝) 8:30~15:30
◆会場 南砺市じょうはな座(南砺市城端1046) TEL/0763-62-5050)
◆定員 150名(要申込み)
◆スケジュール
8:00~ 受付・開場
8:30~ 8:45 開会式
8:45~11:35 小水力発電見学会 マイクロバスにて見学
11:35~12:15 昼食 事務局で用意します。
12:15~13:40 プレゼン発表
13:40~14:00 投票
14:00~14:45 講演
14:45~15:30 表彰式・閉会式
※会場までは自家用車もしくはJR城端線「城端駅」をご利用下さい。
なお、現地での見学会は事務局にて準備するマイクロバスにて移動していただきます。
◆参加校
富山高等専門学校 金沢工業高等専門学校 福井工業高等専門学校 岐阜工業高等専門学校 鈴鹿工業高等専門学校 鳥羽商船高等専門学校 豊田工業高等専門学校
◆参加申し込み方法 3月1日〆切り
氏名、住所、連絡先(TEL,Email)、所属(あれば)を記載の上、下記のいずれかまでFAXまたはEmailでお申し込みください。
①NPO法人地域再生機構
FAX / 058-203-0895
Email / 2015-p@mph-contest.org
②南砺市エコビレッジ推進課(持参も可) TEL/0763-23-2050
FAX / 0763-22-1169
Email / ecovillageka@city.nanto.lg.jp
③富山高等専門学校
FAX / 076-492-3859
Email / kikaku7@nc-toyama.ac.jp
http://mph-contest.org/file/contest_pre_2015_nanto_ver4_fin.pdf
2015/12/07
2015年12月22日掲載
南砺市利賀村では、再生可能エネルギーとして県が推進する小水力発電所の安全祈願祭と起工式が行われ、関係者が工事の安全を祈りました。
安全祈願祭と起工式には石井知事らおよそ60人が出席しました。
仮称・上百瀬(かみももせ)発電所は県が南砺市利賀村に総事業費およそ13億5000万円をかけて整備するものです。
最大出力は640キロワットで年間発電量は一般家庭950世帯分に相当する340万キロワットアワーを見込んでいます。
発電所は百瀬川沿いに作られ、標高が80メートルほど高い、およそ2.5キロ上流から取水し川沿いの道路に埋めたパイプで水を流し、その落差を利用して発電します。
発電所は2017年秋に完成する予定です。
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20151207153626
2015/12/04
2015年12月4日掲載
関西電力(大阪府大阪市)は、富山県黒部市宇奈月町に所在する出し平(だしだいら)ダムにおいて、出し平発電所の建設工事を実施中であったが、2015年11月30日、152箇所目の水力発電所として営業運転を開始した。
出し平発電所の概要
同発電所は、発電用ダムに維持流量による小水力発電設備を増設したダム式水力発電所。ダムに貯まった水を放流する際の落差エネルギーで発電する方式。
最大出力は520kW。年間の発電電力量は約171万kWh、これは一般家庭の480世帯分の消費電力に相当する。最大使用水量は、1秒あたり1.76立方メートル。有効落差は37.29メートル。この未利用エネルギーの活用によって、年間CO2排出量を約900t削減することができると算出される。
同社での維持流量を活用した発電所では2011年6月に営業運転を開始した大桑野尻発電所以降、2箇所目となる。
水力発電はエネルギー変換効率が約80%程度であり、一般的な火力発電エネルギーの変換効率の約2倍と非常に効率が良い電源である。同社は、今後も引き続き、維持流量の有効利用や都市部の用水路を用いた小規模水力開発の検討など、純国産エネルギーである水力について最大限に活用し、再生可能エネルギーの普及・拡大に貢献していく。
2015/12/02
2015年12月02日 11時00分 更新
富山県は豊富な水源に恵まれており小水力発電が盛んな地域だ。新たに黒部渓谷にある関西電力所有の「出し平ダム」に、未利用の維持流量を活用する発電所が完成した。維持流量とダムの落差を利用して、年間に171万kWhの電力を発電する見込みだ。
[陰山遼将,スマートジャパン]
関西電力が富山県黒部市宇奈月町に所有する「出し平ダム」で建設を進めていた小水力発電所「出し平発電所」が完成し、このほど営業運転を開始した(図1)。黒部峡谷鉄道「出大駅」の近くに位置する発電所で、関西電力が所有する152カ所目の水力発電所となる。
出し平ダムは黒部川水系を利用したダムだ。ここに建設した出し平発電所は同ダムから放流し、これまでに発電に用いていなかった河川の維持流量を活 用している。約37メートルの有効落差を利用して、新設した水圧鉄管で水車発電設備に維持流量を流し込んで発電を行う(図2)。
最大水使用量は1秒当たり1.76立法メートル、水車発電設備の最大出力は520kW(キロワット)。年間発電量は一般家庭480世帯分の使用電 量に相当する171万kWh(キロワット時)を見込んでいる。これによる年間のCO2削減効果は約900トンに相当するという。
出し平発電所が発電に利用する維持流量とは、ダムが河川をせき止めることで、下流を流れる河川の自然環境や漁業などに影響を与えないように優先的 に放流する水のこと。維持流量を活用した発電設備は、ダムの既存設備の近くに小規模な設備を加える場合が多く、周辺環境への影響も少ない。さらに水力発電 は設備利用率が高く、未利用エネルギーを利用した効率の良い発電を期待できるというメリットがある。
出し平発電所は関西電力が手掛ける2カ所目の維持流量を利用した発電設備となる。1カ所目は、2011年6月に運転を開始した長野県木曽郡にある 「大桑野尻(おおくわのじり)発電所」だ。こちらは「読書(よみかき)ダム」からの維持流量と、22.5メートルの有効落差を利用して、年間約375万 kWhの電力を生み出している。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1512/02/news024.html
2015/11/27
県議会十一月定例会は二十六日開会し、会期を来月十四日までと決めた。県側は、百二億一千百九十四万円を追加する本年度一般会計補正予算案など二 十六議案を提出。石井隆一知事は提案理由説明で、再生可能エネルギーの導入に力を入れる方針を示し、来月に南砺市利賀村上百瀬の百瀬川で小水力発電所の工 事に着手すると説明した。
百瀬川の小水力発電所は、事業費約十三億五千万円で、十二月七日に起工し二〇一七年秋の運転開始を予定。最大出力は約六百四十キロワットで、年間発電電力量は一般家庭九百五十軒分に当たる約三百五十万キロワット時を見込む。
石井知事は、提案理由説明で、結婚を支援する「とやまマリッジサポートセンター」の会員登録者数が昨年十月の開設から一年間で、目標の六百人を達 成したことも報告。全日空の富山-羽田便については「利用が相当に伸びてはいるが、便数維持の目標水準まではかなり開きがある厳しい状況」と述べた。
代表質問は二十七日、一般質問は十二月二、四両日に行う。 (豊田直也)
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20151127/CK2015112702000043.html