2017/07/27
全国小水力利用推進協議会では7月22日(土)午後に「小水力発電 政策シンポジウム」を開催しました。
今回の政策シンポジウムでは「地域主体の再エネ系統接続問題を考える」というサブタイトルにありますように系統接続問題に焦点を当てた内容で行いました。
地域活性化に貢献する再生可能エネルギーの系統接続にあたっての配慮されるべき点、および系統接続問題の技術的視点から海外と比較して検討されるべき点、という2つのテーマで有識者(講師)からの講演、中小水力およびバイオマス関係団体からの発表をもとに参加者からの意見も加えた議論を展開しました。
系統問題解決の方向性として、「コネクトアンドマネージ」が有効と考えられること、小水力発電の安定電源としての特性が系統問題にも貢献できるのではないかと言ったことが議論されました。
当協議会として今後とも系統問題の解決に向けた議論を積み重ね、政策提言に反映してゆきたいと考えています。
当日のプログラムは下記の通りです。
講演および発表いただきました資料については、ダウンロードしてご覧ください。
プログラム
1. 13:00 – 13:10 開会挨拶:全国小水力利用推進協議会 代表理事 沖 武宏
2. 13:10 – 13:40 提言発表「配慮されるべき再エネ安定電源としての小水力発電の特性、課題と制度の方向性」 小林 久 全国小水協理事(茨城大学教授) 資料(PDF:2.73MB)
3. 討論・テーマ1 『ローカル系統内で消費する地産地消型電源の推進』
13:40 – 14:10 関連団体から問題提起 :
バイオマス発電関連団体
(バイオガス事業推進協議会)資料(PDF:105KB)
(日本木質バイオマスエネルギー協会)資料(PDF:1.08MB)
中小水力発電関係団体
(公営電気事業経営者会議)資料(PDF:613KB)
14:10 – 14:40 講演:松村 敏弘 東京大学社会科学研究所・公共政策大学院教授 資料(PDF:561KB)
14:40 – 15:10 会場を交えて質疑、討論
15:10 – 15:20 休憩
4. 討論・テーマ2 『系統接続に生じている問題と解決方策』
15:20 – 15:30 関連団体から問題提起 :
中小水力発電関係団体(水力発電事業懇話会) 資料(PDF:97.2KB)
15:30 – 16:00 講演:分山 達也 公益財団法人自然エネルギー財団 上級研究員 資料(PDF:2.82MB)
16:00 – 16:20 会場を交えて質疑
16:20 – 16:30 休憩
5. 16:30 – 17:30 討論『課題解決に向けて』
総括:小林 久 全国小水協理事
来賓、関係者からの意見表明、問題提起
所管官庁・関係者からのコメント
会場を交えての討論
17:30 閉会