2018/06/14
2018/6/8 掲載
京葉プラントエンジニアリング(千葉県市川市)は、鳥取市の小水力発電所「大村発電所」の更新工事を行った。
2月23日に運転開始し、4月26日に竣工式を開催した。
同発電所は、1961年から大村電化農業共同組合の管理・運営で地元の電力源として稼働してきたが、施設の老朽化が進み今後の維持管理が困難になってきた。今回、水車・発電機などの発電設備と、導水路から水圧鉄管などの土木・建築設備を全面更新した。
三井三池製作所製の横軸フランシス水車を設置し、赤波川から取水した農業用水(0.24m3/s)を利用して出力199kWの発電を行う。年間発電量は、一般家庭360世帯に相当する約130万kWhの見込み。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)を活用して中国電力に売電する。
発電設備のリースおよび既存施設の改修費用の立て替え払いは、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)および山陰総合リースと契約した。
SMFLと山陰総合リース、京葉プラントエンジニアリングの3社は今後、鳥取県の農業協同組合5団体が管理・運営する同様の小水力発電所8カ所についても、順次設備の更新・改修を行う予定。
2018/06/14
2018/6/6 掲載
栃木件に農業用水路を利用した小水力発電書が完成。約10メートルの落差を利用し、150世帯分の年間使用電力量に相当する発電量を見込んでいる。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1806/08/news036.html
2018/05/28
2018年5月28日掲載
東三河5市と静岡県湖西市で利用される豊川用水が6月1日に全面通水から50年を迎えるのを前に27日、水がめとなっている新城市川合の宇連ダムで水源地域感謝祭(水資源機構主催)が開かれた。上下流の関係者ら50人が出席し、流域で各産業が発展してきた恩恵に感謝すると共に後世に伝えていくことを誓い合った。また同日にはダム敷地内に整備していた小水力発電所の本格運用が始まった。
豊川用水は1968(昭和43)年6月1日に通水開始。東三河の農、工業といった産業の発展だけでなく飲料水として活用。「東三河のまちづくりを呼び込んだ用水事業」だった。
同機構の金尾健司理事長は「用水の流域地域でここまで発展できたのは水源地域の協力のたまもの。今後の50年に向けて先人が築いた功績に感謝し、上下流一体となった活動に期待します」とあいさつ。
続いて豊川用水二期事業促進協議会長の佐原光一豊橋市長が「私たちは水なくしては生活や生産をしていけない。ダム建設に協力して決心してくれた住民たちのためにも精一杯恩返ししていきたい」と謝辞を述べ、水源地域の新城市、設楽町、東栄町、豊根村に感謝状を贈った。
感謝状を受けた自治体を代表し、穂積亮次新城市長は「上下流一体となって真の共存共栄を目指して行きたい」とあいさつした。
出席者ら流域関係者らが豊川の水が永遠に注ぎ込むことを祈願した「恵みの水」をダムえん堤から注ぎ込んだほか、佐原市長が揮ごうした「飲水思源」の文字を披露した。
また、同所では小水力発電所完工式も行われ、本格運用した。同機構豊川用水総合事業部が約7億8000万円かけて整備。最大落差50・11㍍、最大出力約760㌔㍗。年間3219メガワット時で一般家庭約1080世帯の電力量に相当するほか、二酸化炭素削減量は年間1561㌧という。
同事業部では発電した電力はダム管理に使用し、残った電力を中部電力に売電する。(安藤聡)
2018/05/23
2018/5/23掲載
【足利】足利市や群馬県太田市など6市町の農業用水路を管理する土地改良区2団体がこのほど、農業用水を活用した小水力発電所「待矢場三栗谷発電所」を建設した。22日には竣工(しゅんこう)式が行われ、関係者らが完成を祝った。 実施したのは足利市福居町の三栗谷用水土地改良区(三田隆俊(みたたかとし)理事長)と群馬県太田市の待矢場両堰(ぜき)土地改良区(木村實(きむらみのる)理事長)。売電収益を水路の維持管理費に充てようと企画した。2016年度から工事を開始し、18年4月から発電を始めた。