過去に投稿された記事の一覧です。

2014/04/01

豪雪地帯で小水力発電、ダムの水流で550世帯分の電力を供給【スマートジャパン】

秋田県の山間部にある豪雪地帯に出力450kWの小水力発電所が完成した。洪水対策のために47年前に建設したダムからの水流を生かして、一般家庭で550世帯分の電力を供給することができる。秋田県が公営事業として運営する16番目の水力発電所になる。
[石田雅也,スマートジャパン]

 秋田県が3月31日に完成させた「萩形(はぎなり)発電所」は、雪国ならではの水力発電所である(図1)。この一帯は冬の積雪量が1メートルを超えるため、国から「特別豪雪地帯」に指定されているほどだ。雪がもたらす水資源が豊富にあり、これまで河川に放流していた水流を新たに発電用に利用できるようにした。
図1 「萩形発電所」の外観。出典:秋田県産業労働部

 発電所のすぐ上には、1966年に完成した「萩形ダム」がある。下流の河川の環境を保全するために、ダムから最大で毎秒1.2立方メートルの水を放流している。この水流を導水管で発電所に引き込み、発電所の中にある水車を回転させる仕組みだ(図2)。
図2 「萩形発電所」の全景(左)と水車発電機(右)。出典:秋田県産業労働部

 水力発電で最もポピュラーな「フランシス水車」を使って、最大450kWの電力を供給することができる。発電に利用できる水流の落差は47メートルある。年間の発電量は193万kWhを見込んでいて、一般家庭で550世帯分の電力使用量に相当する。発電した電力は東北電力に供給する予定だ。

 萩形発電所は秋田県が運営する16番目の水力発電所で、16カ所すべてを合計すると発電規模は11万kWに達する。近くには萩形ダムに貯めた大量の水を利用する従来方式の杉沢発電所(1万5500kW)がダムの完成と同時に1966年から稼働している(図3)。
図3 「萩形発電所」と「杉沢発電所」の所在地。出典:秋田県産業労働部

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1404/01/news017.html

2014/04/01

新青木発電所:那須疏水利用 小水力8基に /栃木【毎日新聞】

農業用水「那須疏水」の運用をしている那須野ケ原土地改良区連合が那須塩原市青木に建設を進めていた「新青木発電所」が完成し、30日、現地で完工式が開かれた。

 新青木発電所は、戸田調整池を水源とする戸田東用水路の途中に貯水槽を設置して延長2143メートルを導水し、有効落差44メートルを利用して水車を回して発電する。最大出力は460キロワット。建屋は鉄筋コンクリー・・・

http://mainichi.jp/area/tochigi/news/m20140331ddlk09040137000c.html

2014/03/31

奥野ダム管理用小水力発電設備が完成【建通新聞】

 静岡県が初めて建設した小水力発電設備である伊東市の奥野ダム管理用小水力発電設備が完成し、3月27日に現地で完成式とダムキャラクター命名式が開かれた。

http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/140327100043.html

2014/03/29

萩形発電所が完成、上小阿仁村 県営ダムの放流水利用【さきがけ on the web】

 上小阿仁村の県営萩形ダムの放流水を利用した小水力発電所「萩形発電所」がダム下に完成し、現地で28日、竣工(しゅんこう)式が行われた。再生可能エネルギーの普及と民間事業者の参入促進を図ろうと、県が総事業費4億8千万円で整備した。営業運転は4月1日から。

 式には橋口昌道副知事や中田吉穂村長ら約20人が出席。橋口副知事、中田村長らが始動スイッチを押し発電所が稼働した後、参加者は発電所内を見学した。

 小水力発電所は最大出力1千キロワット以下の発電所で、中小河川や農業用水路などの水流で水車を回し発電する。萩形発電所は最大出力450キロワットで、年間発電量は一般家庭550世帯の年間消費電力量に相当する192万8千キロワット時を見込む。

http://www.sakigake.jp/p/akita/topics.jsp?kc=20140329c

2014/03/28

小水力発電設備が完成 奥野ダム、再生可能エネ利用推進−伊東【伊豆新聞】

■1日から本格稼働

伊東市鎌田の奥野ダムで27日、管理用小水力発電設備の完成式が開かれ、関係者らが出席して完成を祝った。ダムの管理機能の強化、管理コストの縮減、再生可能エネルギーの利用推進のため、県が初めて建設した。4月1日から本格稼働し、余剰電力は売電する。

同ダムの小水力発電設備は水の落差を利用して発電機を回し発電する。年間の発電電力量は、最大出力量が110万キロワット時(一般家庭186世帯分)、有効供給量が68万キロワット時(同120世帯分)、ダム消費量を除いた売電可能量は54万キロワット時(同95世帯分)。年間で売電収入は1900万円、ダム管理コストは2千万円の縮減を見込んでいるという。

完成式で県交通基盤部の長島郁夫部長は、小水力発電の目的に言及しながら「市民の安全、安心を高めるため、防災拠点としての活用もしていきたい」とあいさつ。石井勇副市長は「奥野ダムは市民の憩いの場。ダムの名をもっと周知し、周辺の美しい環境もPRしたい」と述べた。長島部長、石井副市長、小野達也県議らと小学生で発電量などを表示したディスプレーを除幕した。

小水力発電設備は県が2012年度から整備を進めてきた。昨年12月からは試験運転を行っていた。事業費は約1億6千万円。

■イメージキャラクター愛称は「おくのくん」

席上、同ダムのイメージキャラクターの愛称を「おくのくん」と発表した。応募234人の中から当選した小学生14人に感謝状が手渡された。

愛称で当選した子どもは次の通り。

太田瑛士、上原悠人、深沢侑人、楠元水希、土屋優人、庭野友花、鈴木拓斗(南小4年)石井原まどか、後藤爽良、三瓶僚、柴田俊輝、望月柊子(宇佐美小4年)鈴木圭祐、小島梨玖(多賀小5年)

【写説】ディスプレーの除幕でひもを引く子どもたち=鎌田の奥野ダム管理所

【写説】キャラクターの愛称で当選し、感謝状を受け取る子どもたち=鎌田の奥野ダム管理所

http://izu-np.co.jp/ito/news/20140328iz0000000106000c.html

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