2014/11/19
上水道施設を活用 南砺市に小水力発電所【チューリップテレビ・ニュース】
これまで使われていなかった水力を活用です。
南砺市に上水道施設の水の流れを利用して発電する小水力発電所が完成し、19日から実証実験がスタートしました。
この小水力発電所は南砺市福野地区の家庭や企業に水を供給している森清配水池(もりきよはいすいち)に開設されたものです。
発電設備は浄水場から水を引き込む配管にポンプを設置し、水の流れを利用して発電モーターを回転させる仕組みで、空調設備メーカーのダイキン工業が独自に開発しました。
ダイキン工業によりますと年間発電量は一般家庭27軒分に相当する98メガワットを見込んでいるということです。
今回の取り組みは温室効果ガスの削減を目的に環境省が推進するCO2排出削減事業の一環でダイキン工業では、19日から来年4月まで実証実験をおこない、発電能力のテストや、実用化に向けた設備の耐久性などを確認するということです。
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20141119152331
2014/11/17
ダイキン工業、管水路用マイクロ水力発電システムを開発、富山で実証実験を開始【日経BP環境経営フォーラム】
ダイキン工業は、上水道施設の水流エネルギーを利用して発電する管水路用マイクロ水力発電システムを開発した。富山県南砺市の配水池の広域水道事業所施設に小水力発電所を設け、11月19日に実証実験を始める。2015年4月まで実施し、実使用環境での発電能力を検証する。環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」に採択された。
空調・油圧機器の省エネ商品開発で蓄積したモーター技術やインバーター技術、流体解析技術を応用した。小型で低コストの縦型管水路用マイクロ水力発電システムで、水車と発電機をパッケージにした。機器の配置を工夫したことで設置面積が従来の横型マイクロ水力発電システムと比べて2分の1ですみ、既存水道施設の狭い場所にも導入可能にした。
水車の母体に汎(はん)用ポンプを使用するなど量産部品の活用や、発電機とコントローラーの一体小型化、部品点数削減などでコストを抑える。開発したシステムは最大22kWの出力があり、一般家庭38世帯分の年間消費電力量にあたる13万5000kWhの年間最大発電量を見込む。100kW以下のマイクロ水力発電は規模に対するサイズやコストが課題だった。
実証実験では、使われていなかった水流エネルギーで発電を行う。実証場所の最大有効落差、最大流量から発電出力は最大15.3kW、年間発電量は一般家庭27世帯分の年間消費電力量に相当する9万8000kWhだ。実証実験を通してノウハウを取得し、普及を目指す。電力消費量が多い上水道施設や、水を多く消費する工場内の施設への導入を想定している。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/emf/20141117/273926/
2014/11/17
長野県、中小企業やNPOの再エネ発電ビジネス立上げに補助金 最大110万円【環境ビジネス】
長野県は、固定価格買取制度(FIT)を活用した自然エネルギーの事業化を支援するため、市町村や地域のNPO、中小企業等が行う太陽光・風力・小水力・地熱・バイオマス等を活用した発電事業に対して経費の一部を補助する事業の第3回公募を開始した。
補助対象者は、市町村、民間団体(長野県内に主たる事務所を有する民間事業者、NPO、地域協議会等)。
http://www.kankyo-business.jp/news/009175.php
2014/11/15
エコな仕組み いわき市のダムで小水力発電 (福島県)【日テレ】
治水用などに作られたダムに小水力発電所を作り、生み出した電気を売るなどして、ダムの管理費などを抑えるエコな取組が始まっている。
主に治水や工業用水に利用されている、いわき市川部町にある、県が管理する四時ダム。
きょう、ここで行われたのが、このダムに民間企業が小水力発電所を建設する起工式。
最大出力470キロワットで、年間の発電電力量は一般家庭760世帯分に相当する。
この電力は全て東北電力に売却され、そのお金でダムの管理事務所などの電気料金を支払い、これまで年間で200万円かかっていた電気代はゼロになる。
県がこのようにダムを有効活用するのは初めてで、国内では2番目となる。
施設ではさらに、電気代を抑えるため、施設の電灯をLED化するなど、省エネも進められる。
発電施設の完成は来年4月の予定。
www.news24.jp/nnn/news8657425.html