2015/03/27
記事提供元:日本インタビュ新聞社
■UNIDO「アフリカ支援プロジェクト」のプログラムに採用!
グリーン・コミュニティの実現を目指す日本アジアグループ<3751>(東マ)傘下で、水流を利用した超低落差型のマイクロ水力発電システムの実用化を世界に先駆けて成功させ、アジア・アフリカ各国へグローバルに事業を展開しているシーベルインターナショナル(シーベル)は、UNIDO(国際連合工業開発機構)と「アフリカエチオピアプロジェクト」の正式契約を結んだ。
このプロジェクトは、落差の小さい水路でも設置可能なシーベルの技術が認められて採用されたものであり、「超低落差マイクロ水力発電システム独立電源ミニグリッド(商品名:ストリーム)」を設置する。施設の完成後は無電化村約200世帯と電気の通っていない学校へ電力を供給する。なお、同システムの設置完了は15年4月の予定。
■新興国インフラ整備に貢献~ミッション達成と事業拡大目指す
同社はストリーム設置を進めることが、「新興国のインフラ整備に貢献する重要なプロジェクト」であると位置付けて今後も積極的に取組を推進。国内外でストリームの設置と販売活動を強化し、同グループのミッション「Save the Earth, Make Communities Green」へのアプローチと同事業の拡大を目指す。
(写真=アフリカエチオピアプロジェクト現地)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
2015/03/27
中部電力は3月20日、岐阜県高山市で小水力発電設備「丹生川水力発電所」を着工したと発表した。河川法に基づく着手届を岐阜県に提出し、岐阜県と高山市所有の丹生川ダムの直下に建設する。新設備の最大出力は350kW、年間発電量は約210万kWhで、同社では稼働で年間1100t程度のCO2排出削減効果も見込んでいる。竣工~稼働開始は平成28年6月の予定。
2015/03/23
2015/03/27
地域住民の小水力発電導入を支援する「郡上市小水力発電調査研究会」は、市内の八十六カ所で小水力発電が可能だとする調査をまとめ二十四日、市役所で報告会を開いた。小水力発電は防災面で注目が高まっており、二〇一五年度から実現に向けた取り組みが始まる。
市内には災害時に、土砂崩れによる道路の寸断などで、孤立する可能性のある地域が二十六カ所ある。電気も止まってしまった場合、地域に小水力発電施設が あれば、少しでも電気を賄うことができる。普段は地域の街灯に使ったり、売電したりもできる。子どもたちに見学させて教育にも役立てられる。
市内は河川が豊富で、傾斜が急な地形もあり、小水力発電に適したところが多い。研究会がどこで可能かを調べると、農業用水や河川、砂防えん堤などの八十 六カ所が挙がり、中には百キロワット以上の発電出力が見込まれるところもあった。うち十カ所ほどは、災害時に孤立する可能性のある地域だった。
研究会は一三年七月に発足し、専門家や電気工事組合、自治会の関係者らが委員になって活動した。一四年度末で解散する。一五年度には、研究会の委員を中心に市小水力発電事業推進会議が発足し、数カ所をピックアップして実現の可能性を探っていく。
(稲垣時太郎)
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20150325/CK2015032502000019.html
2015/03/27
都心で実施する小水力発電として注目を集めていた「江東区(こうとうく)マイクロ水力発電施設」が3月18日に完成した。東京湾に面した平坦な土 地でも水が豊富な自然環境を生かして、再生可能エネルギーの導入が可能なことをアピールする狙いだ。発電した電力は周辺のLED街路灯や発電状況を示す表 示モニターに供給する(図1)。
発電設備を設置した場所は、江東区内を南北に流れる横十間川(よこじっけんがわ)にかかる水門橋の下である(図2)。この水門橋の上流側と下流側 は治水対策によって落差が生じる構造になっている。最大で1.5メートルになる落差を利用して発電する。落差の低い水流でも発電しやすい縦軸クロスフロー 式の水車を採用した。
発電能力は1.1kWで極めて小さい。一般に発電能力が1000kW以下の場合に小水力発電、その中でも100kW以下をマイクロ水力発電と呼ぶことが多い。小さな発電能力でも街路灯やモニターの電力源として利用できることを実証した。
江東区は東京23区で初めてマイクロ水力発電の導入プロジェクトを2012年度に開始して、区内9カ所の候補地点の中から24時間運転が可能な横 十間川親水公園の水門橋を実施場所に選んだ。ただし横十間川は東京湾に近く、流れる水は淡水と海水が混在している(図3)。塩分濃度が20%を超えるた め、発電機に塩害対策を施して効果を検証する予定だ。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1503/25/news018.html
2015/03/27
中国人向けレシピ動画で
金沢工業高等専門学校が小水力発電アイデアコンテストで連覇を達成した。東海北陸の高専の学生が対象。2014年度は7校が参加し、愛知県豊田市の山あ いの旭地区で地域の特性を生かした発電システムを競い合った。発表会は22日に豊田市旭総合体育館であり、金沢高専は大賞を受賞。現地にある直売所に着目 し、生み出した電力による直売所の活性化を提案した。(島崎勝弘)
連覇を達成した金沢高専の学生ら=金沢高専で
リーダーで電気電子工学科四年の武久享平さん(19)によると近くに中国人が数多く務める工場があることに着目し、直売所への誘客を目的にカボチャやレ ンコンを使った中国語の字幕入りのレシピ動画を作成。子どもたちにも来てもらうため発光ダイオード(LED)を用いた手作りの大型ゲームも作った。
動画を見るパソコンやゲームの電源供給用に設置した水車は、金沢駅の鼓門をイメージし、たらい型を縦に二基置き、互いに反転させることで振動を軽減させた。故障防止を考慮し近くにビデオも置き、パソコンやスマートフォンで水車の様子を見ることもできるようにした。
電気電子工学科の四年生を中心に二十二人が昨年六月から準備してきた。武久さんは「地域を活性化したいというニーズに応えようとの思いで取り組んでき た。それが評価されてとてもうれしい」と喜ぶ。指導にあたった同校講師の柳橋秀幸さん(36)は「それぞれが持ち場でできることを精いっぱいやった成果。 やればできるということを実感できたはず」と話していた。
コンテストは技術と社会への関わりなどを学ぶことを目的に一一年度から自動車部品メーカーのデンソー(愛知県刈谷市)などが主催し、東海北陸各地で開いている。
金沢高専が設置した水車=愛知県豊田市で
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20150327/CK2015032702000044.html