過去に投稿された記事の一覧です。

2015/06/29

生み出そう電気、活気 – 小水力発電復活いよいよ/東吉野【奈良新聞】

2015年6月29日 奈良新聞

取水口付近を見学する出資者ら=28日、東吉野村小

東吉野村小(おむら)で28日、大正3年から昭和38年まで動いていた小水力発電を復活させる「つくばね発電所」の現地見学会と起工式が行われた。最大出力82キロワットで来年3月の運転開始を目指す。
豊かな水資源を生かした村おこしを目的に、住民有志が2年前から計画。市民生活協同組合ならコープ(奈良市)の支援も得て「東吉野水力発電株式会社」を設立し、推進してきた…

http://www.nara-np.co.jp/20150629092601.html

2015/06/26

中川水力、フィリピンから小水力の運転管理技術者ら招き研修 棚田保全に一役【電気新聞】

2015/06/25
 世界遺産の棚田を守り続けるエンジニアを育てたい--。水力発電設備の設計製造を手がける中川水力(福島市、中川彰社長)はこのほど、フィリピンの小水力発電所で働く運転管理技術者ら3人を招いて研修を行った。同社が製造と現地据え付けを担当したことをきっかけに、日本の技術を学んでもらおうと中川社長が発案した。研修は福島県猪苗代町で同社が事業化した「猪苗代小水力発電所」(水路式、出力990キロワット)を活用し、運転維持管理を実地訓練した。研修生は初めて見る最新の水力発電設備と高度な発電技術に関心を寄せていた。

 中川水力が手掛けた小水力発電所は、フィリピンのイフガオ州における電力供給の安定化とユネスコの世界遺産「コルディリェーラの棚田群」の保全基金拡充を目的とする国際協力機構(JICA)のプロジェクト。首都マニラの北方約350キロメートルに位置する標高600メートルの山岳地帯に出力820キロワット(410キロワット×2基)の河川流量型発電所を建設している。工事は2013年11月に始まり今年6月に完成する計画。施工管理には東電設計も入っている。

 研修に招いたのは、フィリピンエネルギー省再生可能エネルギー局水力部のマーク・マルティネスさんとイフガオ州政府水力発電所運転員のジョナタン・タメレイさん、グレン・ゲナー・ナッピッグッさんの3人。

 研修期間は約1週間。福島市の同社工場で水力発電の仕組みや主な水車形式、水車の構造などについて講義を受けた後、水力発電所の運転維持管理に必要な機器の保守点検や工具の使用・点検方法について訓練を受けた。続いて同社が福島県猪苗代町土地改良区で発電事業を営む猪苗代小水力発電所を訪問。設備の点検方法、緊急時対応などについて実地訓練が行われた。

 猪苗代小水力発電所は、発電設備において本格的な構造の「同期発電機」と簡易な構造の「誘導発電機」の2つのタイプの発電機が稼働する全国でも類を見ない発電所。2つのタイプを同時に運転管理できるため、同社では技術者の研修育成に広く公開して活用する考えという。また所内設備がすべて電動化されており、油圧設備がない分だけすっきりとした印象が特徴でもある。

 研修生からは「最新で最高水準の技術を学ぶ良い機会になった。特に日本の発電所が整然としていることに驚いた。フィリピンに戻ったら現地の発電所も日本に負けないぐらいきれいにしたい」(タメレイさん)と抱負を語る。

 中川社長は「研修生はいずれも『学びたい』という向上心があり、基本的な技術技能レベルも高い。将来はフィリピンを背負って立つ優秀な技術者に成長してほしい。世界遺産の棚田を守る小水力発電を通じて、当社が日本とフィリピンとの将来に続く技術的な橋渡しになりたい」と話している。
※紙面より転載

2015/06/26

丸紅 福島で小水力が運開 今後、4千キロワットの新規開発目指す【電気新聞】

2015/06/22
 丸紅は19日、花の郷水力発電所(福島県下郷町、175キロワット)が商業運転を開始したと発表した。発電電力量は一般家庭で約300世帯に相当する年間約100万キロワット時を見込む。同社は、今後も国内で約20カ所・約4千キロワットの小水力発電所の新規開発を手掛ける方針だ。
 電力はFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)を活用し、東北電力に売電する。発電所は2月に完工し、100%子会社の三峰川電力が運営する。福島県下郷町中山地区の準用河川・大沢川から取水する。
 丸紅は同町内で1カ所、福島県猪苗代町で1カ所、小水力の建設に向けた調査を行っている。花の郷水力近郊に建設することで、発電所のメンテナンス効率化など、シナジー効果を創出したい考え。
 丸紅は2006年から小水力発電の運営を手掛けている。花の郷水力は8カ所目で、合計出力は1965キロワットとなった。再生可能エネルギーを推進する同社は20年までに、国内の中・小水力発電所を30カ所程度まで増やす方針だ。
※紙面より転載

2015/06/26

山梨市、上水道余剰圧力を活用した小水力発電事業、7月稼働【新エネルギー新聞】

山梨県山梨市は、同市内の水口配水池の余剰圧力を活用して、小水力発電事業に取り組む。すでに設置工事は完了しており、7月上旬に稼働する予定だ。同発電事業は、不動産事業と売電事業を営むケーティーインセンスモール(埼玉県春日部市)との産官連携事業となる。同社は現在、信州大学と共同し、小水力発電施設の開発や設置プロジェクトを行っている。今回の事業には、同大学工学部環境機能工学科の飯尾昭一郎准教授が監修者として参加し、共同研究により低コストの発電装置の実現を目指す。


http://www.newenergy-news.com/?p=574

2015/06/25

串間に小水力発電整備へ 農業用水路を補修し活用【読売新聞】

2015年06月25日

小水力発電への意気込みを語る米良社長(左)

串間市の福島川から引水する農業用水路を利用した小水力発電が2016年4月に着工する。宮崎市の電機販売会社「米良電機産業」(米良充典社長)が明治期建設の老朽化した水路を補修し、発電施設を設ける。17年秋の発電開始を目指す。
水路は地元農家でつくる市上いちがみ水路会が所有、管理。コンクリートや土で作られており、老朽化している。また、石造りの真萱まかや水路橋(全長25メートル)の修復も迫られている。
そこで、小水力発電事業を誘致し、企業側に場所を貸す代わりに水路を修復してもらうこととし、5月28日の審査会で米良電機産業を選んだ。
全長8キロの水路(深さ1・4メートル、幅2メートル)のうち、5・3キロを補修対象にする。下流の一氏いちうじ地区に発電用タービンを設置し、1秒間に約1トンの水を37メートル落下させて最大240キロ・ワットの電力を生み出す。
米良電機産業の総事業費は4億5000万円。国の固定価格買い取り制度に基づいて九州電力に売電する。年6000万円の収入を見込んでいる。
発電所の立地協定調印式が22日、串間市総合保健福祉センターで開かれ、米良社長は「歴史遺産とも言える石橋を修理し、自然環境に優しい串間のまちづくりに貢献したい」と意気込みを語った。
国の制度見直しで再生可能エネルギーの買い取りには制限が設けられたが、水力と地熱発電は出力が安定していることから対象に含まれなかった。県による と、小水力発電は1000キロ・ワット以下の小規模な水力発電を指す。2014年度末現在、県や九州電力が県内19か所に設置済み。
2015年06月25日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/news/20150624-OYTNT50183.html

お問い合わせ
候補地点についてのご相談や、「小水力」に関するお問い合わせ、 当サイトへのご連絡は、こちらより承ります。
お問い合わせはこちら