過去に投稿された記事の一覧です。

2015/06/26

丸紅 福島で小水力が運開 今後、4千キロワットの新規開発目指す【電気新聞】

2015/06/22
 丸紅は19日、花の郷水力発電所(福島県下郷町、175キロワット)が商業運転を開始したと発表した。発電電力量は一般家庭で約300世帯に相当する年間約100万キロワット時を見込む。同社は、今後も国内で約20カ所・約4千キロワットの小水力発電所の新規開発を手掛ける方針だ。
 電力はFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)を活用し、東北電力に売電する。発電所は2月に完工し、100%子会社の三峰川電力が運営する。福島県下郷町中山地区の準用河川・大沢川から取水する。
 丸紅は同町内で1カ所、福島県猪苗代町で1カ所、小水力の建設に向けた調査を行っている。花の郷水力近郊に建設することで、発電所のメンテナンス効率化など、シナジー効果を創出したい考え。
 丸紅は2006年から小水力発電の運営を手掛けている。花の郷水力は8カ所目で、合計出力は1965キロワットとなった。再生可能エネルギーを推進する同社は20年までに、国内の中・小水力発電所を30カ所程度まで増やす方針だ。
※紙面より転載

2015/06/26

山梨市、上水道余剰圧力を活用した小水力発電事業、7月稼働【新エネルギー新聞】

山梨県山梨市は、同市内の水口配水池の余剰圧力を活用して、小水力発電事業に取り組む。すでに設置工事は完了しており、7月上旬に稼働する予定だ。同発電事業は、不動産事業と売電事業を営むケーティーインセンスモール(埼玉県春日部市)との産官連携事業となる。同社は現在、信州大学と共同し、小水力発電施設の開発や設置プロジェクトを行っている。今回の事業には、同大学工学部環境機能工学科の飯尾昭一郎准教授が監修者として参加し、共同研究により低コストの発電装置の実現を目指す。


http://www.newenergy-news.com/?p=574

2015/06/25

串間に小水力発電整備へ 農業用水路を補修し活用【読売新聞】

2015年06月25日

小水力発電への意気込みを語る米良社長(左)

串間市の福島川から引水する農業用水路を利用した小水力発電が2016年4月に着工する。宮崎市の電機販売会社「米良電機産業」(米良充典社長)が明治期建設の老朽化した水路を補修し、発電施設を設ける。17年秋の発電開始を目指す。
水路は地元農家でつくる市上いちがみ水路会が所有、管理。コンクリートや土で作られており、老朽化している。また、石造りの真萱まかや水路橋(全長25メートル)の修復も迫られている。
そこで、小水力発電事業を誘致し、企業側に場所を貸す代わりに水路を修復してもらうこととし、5月28日の審査会で米良電機産業を選んだ。
全長8キロの水路(深さ1・4メートル、幅2メートル)のうち、5・3キロを補修対象にする。下流の一氏いちうじ地区に発電用タービンを設置し、1秒間に約1トンの水を37メートル落下させて最大240キロ・ワットの電力を生み出す。
米良電機産業の総事業費は4億5000万円。国の固定価格買い取り制度に基づいて九州電力に売電する。年6000万円の収入を見込んでいる。
発電所の立地協定調印式が22日、串間市総合保健福祉センターで開かれ、米良社長は「歴史遺産とも言える石橋を修理し、自然環境に優しい串間のまちづくりに貢献したい」と意気込みを語った。
国の制度見直しで再生可能エネルギーの買い取りには制限が設けられたが、水力と地熱発電は出力が安定していることから対象に含まれなかった。県による と、小水力発電は1000キロ・ワット以下の小規模な水力発電を指す。2014年度末現在、県や九州電力が県内19か所に設置済み。
2015年06月25日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/news/20150624-OYTNT50183.html

2015/06/24

水力発電の灯 再び【読売新聞】

◇東吉野に新会社 来春稼働へ
◇売電収益で林業活性化

http://www.yomiuri.co.jp/photo/20150623/20150623-OYTNI50037-L.jpg
半世紀前まで稼働していた「つくばね発電所」の水路を支えたコンクリート(東吉野村で)

 東吉野村小おむら地区の山あいで約50年前まで稼働していた小水力発電所「つくばね発電所」を復活させようと、地元の漁協や森林組合の役員らが新会社「東吉野水力発電」を設立した。28日に起工式を行って新しい施設の建設に着手し、来春にも稼働。売電による収益は、同村の林業などを活性化するための基金として活用する。関係者は「山村に明かりをともした先人に思いをはせながら、村おこしに役立てたい」と意気込んでいる。(熱田純一)
 つくばね発電所は、地元の有力者が設立した会社が、1914年に運転を始めた。最大出力45キロ・ワットと小規模ながら、製材業の発展や地区住民の生活を支えたという。老朽化で1963年に廃止されたが、標高400メートルの山中には、水路を支えたコンクリート製の土台などが今も残っている。
 計画では、元の発電所の場所に約30平方メートルの木造平屋を建設。発電機と水車を設置し、ガラス張りにして見学できるようにする。近くの日裏川から取水する導水管や水路を山中に敷設。約100メートルの落差を利用して水車を回転させ、発電する。
最大出力は82キロ・ワットで、発電量は約100世帯分。全て関西電力に買い取ってもらう。売り上げは年間約2200万円を見込んでいる。施設の維持管理などで、3人ほどの雇用も創出できるという。
 総事業費は約2億円。金融機関からの借り入れのほか、1口約3万円の小口融資を市民から募って資金を調達する。出資者には利益の一部を還元する。吉野地域の振興を図るプロジェクトを進めている市民生活協同組合・ならコープの関連会社・CWSも出資するなどして支援している。
 同地区在住で村議を務めた同社の森田康照社長は「つくばね発電所はおもちゃのような規模だったが、山村に電灯がともり、製材業が盛んになった」と振り返り、「子供たちが山と川のある環境を学ぶ場にしたい。元気な村づくりのため、お手伝いしていきたい」と話している。
2015年06月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

http://www.yomiuri.co.jp/local/nara/news/20150623-OYTNT50194.html

2015/06/24

豪雪地帯の雪解け水が300世帯分の電気を生む、福島に出力175kWの小水力発電所【スマートジャパン】

2015年06月24日 07時00分 更新
福島県の南西部に位置する下郷町に建設された小水力発電所「花の郷発電所」が商業運転を開始した。発電出力は175kW(キロワット)で、年間の発電量は一般家庭で約300世帯分となる約100万kWh(キロワット時)だ。[長町基,スマートジャパン]

丸紅の100%子会社である三峰川(みぶがわ)電力は、2015年2月に完成した福島県下郷町の小水力発電所「花の郷発電所」(図1)の商業運転 を同年6月18日に開始した。同発電所は下郷町中山地区の準用河川大沢川より取水して、山間部の落差を利用して発電を行う。発電出力は175kW(キロ ワット)で、年間の発電量は一般家庭で約300世帯分となる約100万kWh(キロワット時)だ。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買取制度を 活用して東北電力に売電する。

rk_150623_marubeni01.jpg 図1 福島県下郷町の「花の郷発電所」出典:丸紅

三峰川電力は下郷町と「下郷町における再生可能エネルギー開発に関する基本協定書」を締結している。今後も同町内の複数地点において小水力発電所 開発を進め、メンテナンスの効率化などのシナジー効果を創出していく。さらに今後も小水力発電をはじめ同町の潜在資源を利用した発電事業を展開し、下郷町 が目指す自然エネルギーを活用する未来のまちづくりに貢献していく方針だ。

豪雪地帯の福島県南西部に位置する下郷町は、会津若松市に接している。人口は約6000人で、町内には重要伝統的建造物群保存地区の「大内宿」な どがある。小水力発電事業は大規模なダム建設と比較して環境負荷が低く、地域にある農業水路などの遊休落差を利用できるなどのメリットもあり、今後電源の 多様化が進む中で有用な電源の1つとして期待されている。

丸紅は2006年から小水力発電の運営を行っており、三峰川(長野県伊那市)、蓼科(同茅野市)でそれぞれ2カ所、北杜(山梨県北杜市)で3カ 所、さらに今回の花の郷発電所を加えて国内で8カ所の小水力発電所が商業運転を開始している。同社は今後、2020年までに国内で累計30カ所程度の中・ 小水力発電所の開発を目指す方針だ。

http://www.niigata-nippo.co.jp/life/tourist/news/20150623188855.html

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