過去に投稿された記事の一覧です。

2015/12/05

太陽光発電設備公立小中校の4分の1に【マイナビ】

2015年12月5日公開
 公立小・中学校の4校に1校が太陽光発電設備を持つことが、3日公表された文部科学省の調査結果で明らかになった。
「再生可能エネルギー設備等の設置状況に関する調査結果」によると、全国の公立幼稚園、小・中学校、高校、特別支援学校のうち、太陽光発電設備を設置済みの学校は8,617校に上る(4月1日時点)。また風力発電設備が711校、太陽熱利用設備が230校、バイオマス熱利用設備が167校、地中熱利用設備が77校、燃料電池が20校、雪氷熱利用設備が10校、小水力発電設備が7校にそれぞれ設置されている。
 どの発電設備とも設置数が一番多いのは小・中学校。いずれかの再生可能エネルギー設備を持つ小・中学校の数は2009年度の1,804校から8,339校と8年間で約4倍に増えている。設置数が最も多い太陽光発電設備を持つ小・中学校の割合は、2年前の17.8%から24.6%と約7ポイント増えた。
 文部科学省は、1996年から環境を考慮した学校施設(エコスクール)づくりに取り組んでいる。太陽光発電を中心とする再生可能エネルギー設備の設置促進は、エコスクールづくりの柱。再生可能エネルギー設備の導入によって、環境・エネルギーに関する教育効果に加え、学校が地域における地球温暖化対策の推進、啓発の先導的な役割を果たすことも期待されている。
 災害時に避難所となる学校では、停電の際に再生可能エネルギーが特に力を発揮する防災上の効果も期待できる。再生可能エネルギー設備を設置済みの小・中学校のうち44.5%が停電時でも使用可能な発電機能を備えていることが、今回の調査で明らかになった。

http://news.mynavi.jp/news/2015/12/05/026/

2015/12/05

青年海外協力隊OB会 竹尾さん、きょう体験報告会 ミャンマーの現状を説明 名張/三重【毎日新聞(伊賀版)】

2015年12月5日掲載
 県内の青年海外協力隊OB、OGによる体験報告会が5日午後2時、名張市希央台5の市民情報交流センターで開かれる。「青年海外協力隊県OB会」の竹尾敬三会長(60)=同市梅が丘北2=が「ミャンマーの最新事情」をテーマに報告する。先月の総選挙で活躍した民主化運動指導者、アウンサン・スーチーさんの人気ぶりなどを話す。無料。
 報告会は協力隊に関心を持ってもらおうと企画した。
 竹尾さんは1977年から3年間、ケニアで稲作を指導。現在は、名張市の環境コンサルタント「アサンテ環境研究所」代表で、水車を使った小規模の水力発電「小水力発電」(1000キロワット以下)に取り組んでいる。
 竹尾さんは先月19〜26日に訪れたミャンマーの国立大で小水力発電について語った講演や同国の経済発展などを語る。その他、中央アジアのキルギスで観光開発に携わったOGの話もある。【鶴見泰寿】

http://mainichi.jp/articles/20151205/ddl/k24/040/322000c

2015/12/04

富山県の出し平ダム、発電に使わない維持流量の放流で小水力発電開始【環境ビジネスオンライン】

2015年12月4日掲載

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関西電力(大阪府大阪市)は、富山県黒部市宇奈月町に所在する出し平(だしだいら)ダムにおいて、出し平発電所の建設工事を実施中であったが、2015年11月30日、152箇所目の水力発電所として営業運転を開始した。

出し平発電所の概要

同発電所は、発電用ダムに維持流量による小水力発電設備を増設したダム式水力発電所。ダムに貯まった水を放流する際の落差エネルギーで発電する方式。
最大出力は520kW。年間の発電電力量は約171万kWh、これは一般家庭の480世帯分の消費電力に相当する。最大使用水量は、1秒あたり1.76立方メートル。有効落差は37.29メートル。この未利用エネルギーの活用によって、年間CO2排出量を約900t削減することができると算出される。

位置図
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同社での維持流量を活用した発電所では2011年6月に営業運転を開始した大桑野尻発電所以降、2箇所目となる。
水力発電はエネルギー変換効率が約80%程度であり、一般的な火力発電エネルギーの変換効率の約2倍と非常に効率が良い電源である。同社は、今後も引き続き、維持流量の有効利用や都市部の用水路を用いた小規模水力開発の検討など、純国産エネルギーである水力について最大限に活用し、再生可能エネルギーの普及・拡大に貢献していく。

http://www.kankyo-business.jp/news/011776.php

2015/12/04

小学校に水力発電用水車=京都【ウォールストリートジャーナル】

2015 年 12 月 4 日 11:00 JST 更新
 京都市右京区の京北第二小学校で、地域産木材を使用した小水力発電用の水車が組み立てられた。学校の敷地内を流れる用水路に設置し、12月中旬から平均約10ワットの発電を開始。災害時には、市が避難所に指定した体育館に電気を供給し、電気ポットや携帯電話の充電などに役立ててもらう。
 水車の大きさは直径1.5メートル。本体と蓄電池に加え、用水路が草や葉などで流れがせき止められるのを防ぐバイパスの設置工事などを含め、総工費は約800万円。国の再生可能エネルギー等導入推進基金を活用した。
 組み立て前には、長野県の水車製造会社が小水力発電の仕組みを説明。事前に用意したパーツを使い、同社の「職人」の指導を受けながら、4~6年生の児童計31人が力を合わせて完成させた。6年生の田路うたさんは「みんなで作ったものが一つの水車になってうれしい」と喜び、田中三四郎君は「水で電気ができるのはすごい。動くのを楽しみにしている」と笑顔を見せた。
 京北第二小では2013~14年、水車に見立てた自転車の車輪で発電し、発光ダイオード(LED)ライトを点灯させる実験を実施。小水力発電など再生可能エネルギーに関する環境教育に力を入れてきたという。京都市の古井幸生エネルギー政策部長は「温暖化対策に向け、こうした地道な取り組みを重ねていきたい。子どもたちは今回の経験を将来の行動につなげてほしい」と訴えた。
[時事通信社]


http://jp.wsj.com/articles/JJ10963658735332863475916576066142072188754

2015/12/02

未利用の水流が480世帯分の電力に、37メートルの落差を活用する小水力発電所【スマートジャパン】

2015年12月02日 11時00分 更新
 富山県は豊富な水源に恵まれており小水力発電が盛んな地域だ。新たに黒部渓谷にある関西電力所有の「出し平ダム」に、未利用の維持流量を活用する発電所が完成した。維持流量とダムの落差を利用して、年間に171万kWhの電力を発電する見込みだ。
[陰山遼将,スマートジャパン]
 関西電力が富山県黒部市宇奈月町に所有する「出し平ダム」で建設を進めていた小水力発電所「出し平発電所」が完成し、このほど営業運転を開始した(図1)。黒部峡谷鉄道「出大駅」の近くに位置する発電所で、関西電力が所有する152カ所目の水力発電所となる。

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図1 「出し平発電所」の位置 出典:関西電力

 出し平ダムは黒部川水系を利用したダムだ。ここに建設した出し平発電所は同ダムから放流し、これまでに発電に用いていなかった河川の維持流量を活 用している。約37メートルの有効落差を利用して、新設した水圧鉄管で水車発電設備に維持流量を流し込んで発電を行う(図2)。

 最大水使用量は1秒当たり1.76立法メートル、水車発電設備の最大出力は520kW(キロワット)。年間発電量は一般家庭480世帯分の使用電 量に相当する171万kWh(キロワット時)を見込んでいる。これによる年間のCO2削減効果は約900トンに相当するという。

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図2 「出し平」の外観 出典:関西電力

 出し平発電所が発電に利用する維持流量とは、ダムが河川をせき止めることで、下流を流れる河川の自然環境や漁業などに影響を与えないように優先的 に放流する水のこと。維持流量を活用した発電設備は、ダムの既存設備の近くに小規模な設備を加える場合が多く、周辺環境への影響も少ない。さらに水力発電 は設備利用率が高く、未利用エネルギーを利用した効率の良い発電を期待できるというメリットがある。
 出し平発電所は関西電力が手掛ける2カ所目の維持流量を利用した発電設備となる。1カ所目は、2011年6月に運転を開始した長野県木曽郡にある 「大桑野尻(おおくわのじり)発電所」だ。こちらは「読書(よみかき)ダム」からの維持流量と、22.5メートルの有効落差を利用して、年間約375万 kWhの電力を生み出している。

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1512/02/news024.html

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