2013/10/31
農業用水を活用した小水力発電の整備を促進しようと、県内の土地改良区や関係市町村でつくる「県農業用水小水力発電等推進協議会」が28日、設立された。事務局が置かれる新潟市中央区の県土地改良事業団体連合会で設立総会と研修会が開かれた。
国は、再生可能エネルギーの導入を促進しようと昨年7月に再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT)を開始。だが県内で小水力発電の導入は、建設コストが太陽光発電より高いことや認可申請の手続きが複雑なことから、遅れていた。
一方で県内は、エネルギーとして活用できる農業用水利施設が数多くある。同協議会では農業用水を活用した小水力発電のために、発電所の建設や維持管理などの研究や意見交換などを行っていく。
協議会会長には、大和郷土地改良区(南魚沼市)の黒井安雄理事長が就任。研修会では「再生可能エネルギー導入促進に向けた取り組みを進めていく」とあいさつした。【塚本恒】
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20131029ddlk15040082000c.html
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