2016/01/28
2016年1月28日
鳥取県日南町三吉の土砂災害について、同町は27日の町議会全員協議会で説明した。斜面崩落の原因について、町の小水力発電の水路で水があふれ、斜面内に浸透したことが崩落を誘因したとみられると報告した。
全員協議会には増原聡町長ら執行部3人が出席。被害の概要や経過、現地調査の結果を説明した。
報告によると、現場では事故が発生した25日の1週間前から計100ミリ程度の降水量があり、当日は午前2時50分ごろから小水力発電の上水槽の水位が通常より約50センチ上昇。上流から運ばれてきた雪塊が水をせき止めたためあちこちであふれ出し、水の浸透による地下水位の上昇が斜面の崩落につながったと推測される。
増原町長は「町として責任を免れるものではない。原因究明をしっかりしたい」と強調。取材に対し「被害を受けられた人には、しっかりと対応したい」と話した。
http://www.nnn.co.jp/news/160128/20160128004.html
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