2015/12/02
県内自治体運営では2例目
津南町は1日、農業用水を活用する小水力発電所「雑水山第2発電所」(同町中深見)の運転を始めた。県によると、農業用水を使う発電所を県内自治体が運営するのは、胎内市に続き2例目。
町内に農業用水を送る雑水山導水路の全水量に当たる毎秒約0・4トンを使い、最大出力は39キロワット。年間の発電量は一般家庭70世帯分に相当し、す べて東北電力に売電する。施設維持費などを差し引いた売電益は年間300万円程度を見込み、農業用ポンプ施設などの電気料に充てる。
総事業費約1億4千万円のうち、55%を国の農山漁村活性化プロジェクト支援交付金でまかなった。
1日は現地で竣工(しゅんこう)式があり、運転開始のボタンを押した上村憲司町長は「雪の恵みを水力発電として活用し、その利益を農業に還元できると考えている。今後も、雪を資源ととらえる施策を進めたい」とあいさつした。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20151202220900.html
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