2015/01/30
東京電力は29日、昨年12月に中津川第一発電所(新潟県中魚沼郡津南町)の導水路で溢水(いっすい)が発生した事故について、原因分析と再発防止対策を経済産業省に報告した。
同事故については、付近の国道405号線で発生した土砂崩れの要因となった可能性が指摘されている。調査の結果、導水路内部に損傷がないことを確認。上流域の降雪などで発生したシャーベット状の雪が導水路出口の天端にとどまり、導水路の通水が阻害され、開口部から溢水が発生したと分析した。
東電では、再発防止に向け、導水路が閉そくしているかどうかを確認できるセンサーを設置するなどの対策を講じるとした。センサーは5月をめどに設置する。他の水力発電所でも点検を行い、必要に応じ対策を講じる。
土砂崩れは昨年12月18日に発生した。