2015/01/22
県は21日、出力1千キロワット以下の小水力発電の拡大を図るため、県内の河川の流量や砂防ダムの落差などをデータベース(DB)化したサイトを22日から開設すると、発表した。都道府県では流量情報や制約条件などを集約して一つのシステムで提供できるようするのは全国初の試み。
水力発電を始める前段階で、流量などのまとまったデータを集めて統計処理し、どこの河川を選ぶかは膨大な作業量になる。県はこの前段階での事業者側の負担を軽減させることで、再生可能エネルギーである水力発電の参入を県内で促進させたい考えだ。
DBの名称は「とちぎ小水力発電!基礎データマップ」。DB化した河川は88カ所で、砂防ダムは360カ所。河川名や発電可能地点、そこでの10年分の流量のほか、水位や落差などを整理し、DB化した。国や県は洪水時などに対応するため、河川の水位や流量を把握している。同部はこれらの情報をまとめ上げた。
http://www.shimotsuke.co.jp/category/life/welfare/environment/news/20150122/1847856