2014/08/29
県企業局は、日南市酒谷甲の日南ダムに県内の治水ダムとしては初めてとなる小水力発電所を建設する。再生可能エネルギーの普及が目的で、2016年3月の運転開始を目指す。
日南ダムは水害防止のために整備され、1985年に完成した。貯水容量は464万立方メートル。発電所は18・8メートルの落差を利用して水車を回し、最大520キロ・ワットの電力を生み出す。年間の供給電力量は233万キロ・ワット時で、一般家庭650世帯分の消費量に相当する。総事業費は約8億円。
再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、年間7307万円(税込み)の売電収入を見込んでいる。
県企業局工務課は「今後も有望な水資源を見つけ、エネルギーの有効利用に努めたい」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/news/20140828-OYTNT50294.html