ニュース記事の詳細です。

2014/09/04

歴史に学ぶ小水力発電 東三河県庁・新城で講座 施設跡地を見学【東愛知新聞】

発電所跡地を見学

東 三河県庁は30日、東三河地域の再生可能エネルギーを歴史から学ぶ講座を新城市で開いた。約40人が参加して、同市作手と鳳来を中心にかつて数多く設けら れ、今は姿を消した小水力発電所について学習。発電所跡地なども見学し、新たな価値を創出するエネルギーとして見つめ直した。
同市内の小水力発電所は明治末期から大正、戦後の1960年代まで31カ所存在。地元企業が設けたものから、組合を設けて集落規模で事業化したケースも数多くあった。
この日は、同市地域おこし協力隊の浅井理孝さんが講師となり、その歴史と小水力発電の今後の可能性について解説。
大手電力会社の供給域から外れたことが、地域主体の小水力発電を盛んにしたと話した。
降水量や地形的条件にも恵まれていたとし、発電所の遺構が歴史的価値を持ち、再生可能エネルギーの新たな発信拠点に成り得るとも続けた。
作手の2カ所の発電所跡地も見学。参加者は、先人が築いた自然共生のエネルギーについて理解を深め、今後に生かそうと頭を巡らせていた。
同県庁は今年度再生エネルギー関連の講座を開いており、今回が3回目。次回は女性のための講座として10日午前10時から、豊川市の豊川商工会議所で開く。
環境カウンセラーの岡本明子さんを講師にセミナーを行い、太陽光、小水力、バイオマスの各発電所を見学する。
参加申し込み、問い合わせは地域の持続的な発展基盤支援活動共同企業体(0532-44-1110)へ。
(勝村誠之)

http://www.higashiaichi.co.jp/newspaper/befor_today/2014/140904t/14090404.html

お問い合わせ
候補地点についてのご相談や、「小水力」に関するお問い合わせ、 当サイトへのご連絡は、こちらより承ります。
お問い合わせはこちら