2018/04/03
2018/3/29掲載
富士宮市は、白糸の滝に近い道路沿いに「日本一の小水力発電のまち」を掲げる標柱を設置し、26日に除幕式を行った。今年12月13~15日に市内で開催する第4回全国小水力発電大会に向け、機運を盛り上げる。
市によると、市内には芝川水系などに小水力発電所(出力1000キロワット以下)が11カ所あり、出力合計は6299キロワット。箇所数、出力合計ともに全国の自治体でトップという。
大会は、小水力発電を普及しようと「未来を照らす、地域の水の恵み」をスローガンに開催。基調講演や個別テーマの分科会、視察などを計画している。発電事業者や自治体、企業関係者ら約800人の参加を見込む。
標柱は、同市佐折の東京発電・白糸発電所(出力860キロワット)の東側に設置した。ステンレス製の三角柱で高さ3・5メートル、幅85センチ。水神と富士山の水、水車、電気などをデザインした。須藤秀忠市長は「地域の特徴を市内外に発信し、自然エネルギーの推進に弾みを付けたい」と話した。【高橋秀郎】