2013/12/19
標高差や豊富な水資源のある本県で再生可能エネルギーの小水力発電を普及させるため、県は18日までに、水力発電の有望地点として鹿沼市と日光市の9河川の15カ所を選定した。2014年1月から発電事業者の公募を始める。想定される発電出力は19~473キロワット。全てが稼働すれば、一般家庭約7200世帯分の年間電気使用量を発電できるという。
県地球温暖化対策課によると、有望地点は鹿沼市で4カ所、日光市で11カ所。9河川は鹿沼市の思川、黒川、大芦川と日光市の渡良瀬川、餅ケ瀬川、庚申川、内籠川、神子内川、熊野沢。
県は13年度、876万円の予算を計上し、河川活用発電サポート事業に取り組んでいる。有望地点を選定し、そこで水力発電をする事業者に対し、国をはじめ関係機関との協議や許認可の手続きなどを支援する。
山梨や山口、岡山などの各県が水力発電の有望地点を調査し、公表しているが、事業者を支援するのは本県が全国で初めて。
県は6~11月に掛けて、想定される有効落差や使用水量、年間売電量、概算事業費、年間経費などを調査した。候補地の41カ所から15カ所に絞り込んだ。
http://www.shimotsuke.co.jp/category/life/welfare/environment/news/20131219/1447309
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