2018/04/19
2018/4/19掲載
建設業のヤマウラは小水力発電所の運営に参入する。長野県駒ケ根市に発電所を建設し、9月29日から運用を開始する。これまで同社は官民の水力発電所の建設を請け負ってきたが、自社で発電所を運営することで設計や建設、維持・管理など、今後の顧客への提案に生かす。
4月から本格的に発電所の建設工事を始めた。最大出力は158キロワットで、年間で一般家庭約200世帯分に相当する電力をつくりだす。すべて中部電力に売電する。
同社は1950年代から、電力会社の取水設備の設計やメンテナンスを請け負ってきた。2000年以降は小水力発電所の設計や維持・管理にも携わっている。同社は自社で小水力発電所運営に乗り出す理由について「新たな技術やノウハウを蓄積し、新たな事業を展開していきたい」としている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29599650Z10C18A4L31000/