2016/04/13
2016年4月13日
中津川市落合の「落合平石小水力発電所」が完成し、開所式が12日、現地であった。
同発電所は大正時代に建設された農業用水路の一部を活用。飛島建設(川崎市)とオリエンタルコンサルタンツ(東京都)の共同企業体(JV)が事業主体となり、2014年11月から建設を進めてきた。総事業費は約2億5000万円。
有効落差は64メートル。チェコ共和国製の水車と発電機を備え、年間発電量は95万3000キロワット時で、300〜400世帯分の電力量に相当するという。運転期間は20年間で、発電した全量を中部電力に売電する。
開所式には青山節児市長やトマーシュ・ドゥプ駐日チェコ共和国大使、企業や地元関係者約70人が参加。青山市長は「企業と地元、官民が連携したモデルケースとして発信していきたい」とあいさつした。【小林哲夫】