2015/10/12
2015.10.12 07:06
洲本市が龍谷大学(京都市)と連携して活性化を目指している洲本市竹原地区で11日、農業用水を利用した「小水力発電システム」で生まれた電力を使った音楽会が開かれた。シイタケの収穫体験も行われ、参加した約40人が「秋」を満喫した。
同市と龍谷大は市内4カ所で「域学連携事業」を展開。このうち、住民が4世帯8人まで減少した「限界集落」の竹原地区では、再生可能エネルギーの拠点化による地域再生を目指している。
その手始めとして今年2月、同地区内に設置されている農業用水路にパイプをつなぎ、その高低差を利用して水車を回転させる「小水力発電システム」を設置。生み出される電力120ワットを、街灯や防犯カメラなどに使っている。
この日は、同地区の観光農園で、「秋の竹原まつり」と題したイベントを開催。豊かな自然の中で行われた音楽会では、龍谷大の学生ら5つのグループや個人が ジャズ演奏などを披露した。同市の会社員、大小島藍さん(29)は「ホールなどと違って、自然の中で聞く音楽はとても良かった」と話していた。
小水力発電システムの電力を使って行われた音楽会=洲本市竹原地区
http://www.sankei.com/region/news/151012/rgn1510120016-n1.html