2015/02/04
山口県周南市四熊井谷地区に、棚田の落差を利用した小水力発電装置が設置された。
小水力発電装置が設置されたのは、棚田にある落差98cmの農業用水路だ。この小水力発電で得られる電力は4.8Wで、通学路にある2基の街路灯に利用されている。
四熊井谷地区の棚田は美しい景観が保全されている事が選出基準の「やまぐち棚田20選」にも選ばれた美しい地域である。ただ夜は暗く照明の設置が切望されていたが、予算の関係で実現できずにいた。今回設置にかかった費用100万円は、県の補助金で賄われている。
小水力発電は、太陽光発電や水力発電同様に再生可能エネルギーを利用したクリーンな発電として注目されている。山口県内では、他にも今回のような小水力発電装置の導入を検討している地域があり、今後この動きは広がっていきそうだ。