2015/02/04
【音更】人材派遣業のアシストワン(十勝管内音更町)は3日、電力小売りが全面自由化される2016年春から、家庭向けの電力販売に参入する方針を明らかにした。バイオマス、水力など再生可能エネルギーを使って発電する道内の事業者から電力を調達し、20年までに札幌圏や十勝管内などの千世帯に供給したい考えだ。
電力の買い取り、家庭向けの販売は関連会社「アシストワンエナジー」(札幌)が行う。コスト削減を徹底することで、電気料金は北海道電力より数%安くするという。
電力は太陽光や家畜ふん尿バイオマス、規模の小さい「小水力」発電などの事業者から購入するほか、来春までにバイオディーゼル発電機(出力2千キロワット)を導入し、自前でも発電する。燃料はインドなどから食用油の廃油を仕入れる。
道内の家庭向け電力販売には、北海道ガスとコープさっぽろが16年にも参入することを表明している。<どうしん電子版に全文掲載>