2014/11/15
治水用などに作られたダムに小水力発電所を作り、生み出した電気を売るなどして、ダムの管理費などを抑えるエコな取組が始まっている。
主に治水や工業用水に利用されている、いわき市川部町にある、県が管理する四時ダム。
きょう、ここで行われたのが、このダムに民間企業が小水力発電所を建設する起工式。
最大出力470キロワットで、年間の発電電力量は一般家庭760世帯分に相当する。
この電力は全て東北電力に売却され、そのお金でダムの管理事務所などの電気料金を支払い、これまで年間で200万円かかっていた電気代はゼロになる。
県がこのようにダムを有効活用するのは初めてで、国内では2番目となる。
施設ではさらに、電気代を抑えるため、施設の電灯をLED化するなど、省エネも進められる。
発電施設の完成は来年4月の予定。