2014/07/12
原発事故を受け、水力や太陽光発電など再生可能エネルギーの地産地消を目指す「会津電力」(福島県喜多方市)が本格的な発電事業を始める。今年11月までに会津地域でメガソーラー発電所をはじめ域内20カ所に小規模太陽光発電所を稼働させる。当面は売電だが、2016年めどの電力小売自由化を見据え、水力も合わせた地域主導型のエネルギー普及を目指す。
会津電力は昨年8月に喜多方市の酒造会社、大和川酒造店社長、佐藤弥右衛門氏を社長として設立。スーパーやIT(情報技術)企業、小売業などの地元企業が出資した。すでに大和川酒造店の酒蔵屋根など2カ所で93キロワットの太陽光発電を始めている。