過去に投稿された記事の一覧です。

2015/06/24

水力発電の灯 再び【読売新聞】

◇東吉野に新会社 来春稼働へ
◇売電収益で林業活性化

http://www.yomiuri.co.jp/photo/20150623/20150623-OYTNI50037-L.jpg
半世紀前まで稼働していた「つくばね発電所」の水路を支えたコンクリート(東吉野村で)

 東吉野村小おむら地区の山あいで約50年前まで稼働していた小水力発電所「つくばね発電所」を復活させようと、地元の漁協や森林組合の役員らが新会社「東吉野水力発電」を設立した。28日に起工式を行って新しい施設の建設に着手し、来春にも稼働。売電による収益は、同村の林業などを活性化するための基金として活用する。関係者は「山村に明かりをともした先人に思いをはせながら、村おこしに役立てたい」と意気込んでいる。(熱田純一)
 つくばね発電所は、地元の有力者が設立した会社が、1914年に運転を始めた。最大出力45キロ・ワットと小規模ながら、製材業の発展や地区住民の生活を支えたという。老朽化で1963年に廃止されたが、標高400メートルの山中には、水路を支えたコンクリート製の土台などが今も残っている。
 計画では、元の発電所の場所に約30平方メートルの木造平屋を建設。発電機と水車を設置し、ガラス張りにして見学できるようにする。近くの日裏川から取水する導水管や水路を山中に敷設。約100メートルの落差を利用して水車を回転させ、発電する。
最大出力は82キロ・ワットで、発電量は約100世帯分。全て関西電力に買い取ってもらう。売り上げは年間約2200万円を見込んでいる。施設の維持管理などで、3人ほどの雇用も創出できるという。
 総事業費は約2億円。金融機関からの借り入れのほか、1口約3万円の小口融資を市民から募って資金を調達する。出資者には利益の一部を還元する。吉野地域の振興を図るプロジェクトを進めている市民生活協同組合・ならコープの関連会社・CWSも出資するなどして支援している。
 同地区在住で村議を務めた同社の森田康照社長は「つくばね発電所はおもちゃのような規模だったが、山村に電灯がともり、製材業が盛んになった」と振り返り、「子供たちが山と川のある環境を学ぶ場にしたい。元気な村づくりのため、お手伝いしていきたい」と話している。
2015年06月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

http://www.yomiuri.co.jp/local/nara/news/20150623-OYTNT50194.html

2015/04/17

【奈良県】小水力発電設備設置事業補助金の募集開始

小水力発電設備設置事業補助金の募集開始

発表日: 2015年 4月 16日
発表部署:
地域振興部 エネルギー政策課
担当係:
エネルギー政策係
電話番号: 0742-27-8016

内 容
奈良県内において、地域振興を目的とした小水力発電の普及を促進するため、小水力発電設備設置にかかる経費の一部を補助します。

補助対象事業
1.小水力発電設備設置工事にかかる実施設計
2.小水力発電設備設置工事

補助率等
補助対象経費の2分の1以内(上限額500万円)

募集期間
2015年4月17日 ~ 2015年7月17日

この件に関して詳しくはこちらへ
小水力発電設備設置事業補助金公募のお知らせ

2014/05/30

【奈良県】小水力発電設備設置事業補助金

補助事業公募のお知らせ

1 事業の趣旨

奈良県内において、地域振興を目的とした小水力発電の普及を促進するため、小水力発電設備設置にかかる経費の一部を補助します。
2 補助対象者

市町村又は法人

 

3 補助対象事業

①小水力発電設備設置工事にかかる実施設計

②小水力発電設備設置工事

 

4 補助率等

補助対象経費の1/2以内(上限額500万円)

 

5 募集期間

平成26年5月30日(金) ~ 平成26年8月29日(金)

 

6 応募方法等

補助金交付申請書等必要書類を提出してください。内容審査のうえ、10月中旬頃に結果を通知します。

提出先・問い合わせ先  奈良県地域振興部エネルギー政策課

〒630-8501 奈良市登大路町30  電話 0742-27-8016

※申請を検討されている方は、事前に当課までご相談ください。

公募要領・様式等は以下からダウンロードできます。
公募要領.pdf(2014年5月26日 9時29分 更新 114KB)
様式.docx(2014年5月26日 9時29分 更新 41KB)
様式.xlsx(2014年5月26日 9時29分 更新 26KB)
要綱.pdf(2014年5月26日 9時29分 更新 65KB)

2014/04/02

小水力発電を知ろう 「三茶屋エコ・えーね館」オープン 奈良【産経ニュース】

 小水力発電ができる水車の展示や工作体験が楽しめる施設「三茶屋エコ・えーね館」が29日、吉野町三茶屋でオープンした。農村で水車を利用して災害時に発電する仕組みが注目されており、これまでの取り組みを情報発信しながら、地域住民の交流の場としての役割も期待されている。

 雪や台風で停電が頻発する山間部の吉野町殿川地区で、水路に設置した水車で電気をまかなう取り組みを進める「町小水力利用推進協議会」が運営する。

 施設内には、高さ3メートルの木製大型水車や試作したさまざまな水車の展示のほか、殿川地区での取り組みが紹介され、小水力発電について知ることができる。

 カフェや地元で採れた野菜など特産物を販売するコーナーも併設。今後は、木を使って発電できる水車を作る工作体験などイベントも予定している。

 協議会の竹内一会長は「観光客だけでなく、地域住民が集まって交流することで、防災能力を向上させる拠点にしていきたい」と話している。

 月曜休館。問い合わせは三茶屋エコ・えーね館((電)0746・39・9167)。

sankei.jp.msn.com/region/news/140330/nar14033002050001-n1.htm

2013/10/18

北の大和盆地で小水力発電、南の吉野山地にメガソーラー【スマートジャパン:2013/10/15】

奈良県は北部の盆地と南部の山地に分かれ、気候も自然も大きく変わり、再生可能エネルギーの取り組みでも違いを見せる。大和盆地を中心に都市が集まる北部では浄水場の水流を生かした小水力発電が活発に進む。南部では杉や桜で有名な吉野山地を中心にメガソーラーが広がってきた。[石田雅也,スマートジャパン]

関西は府県ごとの自然環境に大きな差がある。導入できる再生可能エネルギーの種類もさまざまだ。奈良県は大阪府に次いで面積が狭いものの、中小水力発電のポテンシャルでは他府県を上回っている(図1)。面積の8割近くを森林が占めていて、山と川からの水資源が豊富にあるためだ。

これと同様の方法で小水力発電を実施することは多くの浄水場で可能である。奈良県内で最も新しい発電設備が、生駒市の「山崎浄水場」で2013年3月から運転を開始した(図3)。この浄水場でも近隣の調整池から送られてくる水を取り込む際に、調整池との間に70メートルの高低差がある。従来は高低差によって生じる水圧を浄水場で減圧していたが、減圧しないまま水車発電機に取り込めるようにした。

発電能力は桜井浄水場よりも低い40kWながら、24時間の連続運転を前提に年間の発電量は35万kWhを想定している。発電した電力は固定価格買取制度を利用して、1kWhあたり34円で売電することができる。年間の収入は約1200万円になり、買取期間の20年間で2億4000万円を見込める。設備の導入・維持費を差し引いても8000万円の利益が出る計画だ。

浄水場の水流は年間を通じて安定しているため、小水力発電の中でも特に天候に左右されにくいメリットがある。既存の水路を活用できる点で工事費も安く済む。確実な収益を予想できることから、今後さらに多くの浄水場へ同様の取り組みが広がっていくだろう。

以下略

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1310/15/news010.html

お問い合わせ
候補地点についてのご相談や、「小水力」に関するお問い合わせ、 当サイトへのご連絡は、こちらより承ります。
お問い合わせはこちら