2018/12/06
2018年12月6日掲載
自然電力(福岡市)の100%子会社である長野自然電力合同会社(長野県小布施町)は、自然電力グループ初となる小水力発電所「小布施松川小水力発電所」を建設し、11月27日に竣工式を開催した。
小布施町を流れる松川から取水した用水路を活用した流れ込み式発電所。最大使用水量は毎秒約1.5m3、有効落差は約14.4m。出力は約190kW。年間発電量は一般家庭約350世帯分に相当する約110万kWhを見込んでいる。
発電した電力は、自然電力と長野県北信地域のケーブルテレビ事業者Goolight、小布施町が共同設立した、ながの電気(長野県小布施町)が小売電気事業者である自然電力の取次事業者として需要家に販売する。需要家への電力供給は自然電力が行う。
発電設備には、オーストリアGUGLER Water Turbines製のフランシス型水車を採用した。自然電力は今後、GUGLERの小水力発電用水車とエンジニアリング技術の日本市場への導入を促進するとともに、再生可能エネルギーの多電源化に取り組むとしている。