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2018/12/06

九電みらい、熊本県山都町に小水力、再エネ5種が揃う【日経テクノロジーオンライン 】

2018年12月6日掲載
九電みらいエナジー(福岡市)は、熊本県山都町に中小規模の水力発電所「鴨猪(かもしし)水力発電所」を建設し、12月3日に竣工式を開催した。
 矢部周辺県立自然公園内に位置する水路式の水力発電所。山都町菅地区を流れる緑川水系鴨猪川から取水するかんがい用水路の一部と未利用落差を利用する。また、周辺環境に配慮し水圧管を埋設した。
 定格出力は1.99MW。年間の発電量は一般家庭約3200世帯分に相当する約960万kWhを見込んでいる。水車は東芝製、発電機は明電舎製を採用した。最大使用水量は毎秒0.96m3、有効落差は263.22m。
 2016年7月21日から敷地造成などの土木工事に着手し、2018年9月19日から営業運転を開始した。発電した電力は、九州電力に売電する。固定価格買取制度(FIT)の買取単価は27円/kWh。
 同発電所の営業運転を開始したことに伴い、同社は主要な再生可能エネルギー5電源(地熱、風力、バイオマス、太陽光、水力)がすべて揃うとしている。営業運転中の再エネ電源は合計約20万kW(200MW)。また、現在バイオマスなどを中心に約40万kW(400MW)を開発中としている。

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