2016/04/25
2016年4月25日
事業性を前提に導入される小水力発電は、主に河川や農業用水路などから離れた場所に建てられた発電所まで水を引き込んで発電する。
今回紹介するのはそれとは異なり、農業用水路のような人工水路などに水車と発電機を設置して発電する方式で、一般的に水路設置型と呼ばれているもの。そのタイプで、「開放型振り子式下掛け水車」を開発した、山梨県中央市で土木コンサルタント会社を営む(株)秀建コンサルタントの社長、中込秀樹さんに話をうかがった。
水路設置型の課題と工夫
「水路設置型は導水路工事が省けます」。
通常、長い導水区間を設ける小水力発電では、導入コストのうち5~8割が土木費になるというから、水路設置型ではコスト面でメリットがある。
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