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2013/10/08

小水力発電所を北海道の真ん中に、夏の流量は冬の2倍【スマート・ジャパン:2013/10/04】

主力の火力発電に加えて再生可能エネルギーを全国で拡大中のJ-POWER(電源開発)が初めての小水力発電所を建設する。北海道の中央を流れる十勝川にあるダムからの水流を生かして、最大470kWの発電を可能にする計画だ。季節によって流量が変動し、夏季には冬季の2倍になる。[石田雅也,スマートジャパン]
 広い北海道のほぼ真ん中を流れる十勝川の流域には、河口までのあいだに大規模なダムや水力発電所が数多くある。発電事業者のJ-POWERは8カ所の水力発電所を十勝川の水系で運転している。

 そのうちのひとつ「熊牛発電所」(出力1万5400kW)の上流にある「屈足(くったり)ダム」で、小水力発電所の建設工事を10月1日に開始した(図1)。

 屈足ダムからは下流地域の治水や環境保護を目的に、一定の「河川維持流量」を流し続けている。通常の水力発電では利用しない少量の水流だが、これを小水力発電に活用することにした。「くったり発電所」はJ-POWERで初めての小水力発電所として、2015年4月から稼働する予定だ。

 維持流量はダムの放水口の横に設置した放流設備を通して流れ出る(図2)。この放流設備を改造して水車発電機を設置する。発電能力は最大で470kWになる。

 ダムからの維持流量は周辺地域の農業にも利用するため、夏季には冬季の2倍に増える。それに応じて発電量も変動する。

 近隣のダムでも同様の小水力発電は可能で、今後さらに導入プロジェクトが広がっていく見通しだ。

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1310/04/news019.html

2013/09/20

シンポジウム「北海道の農業地域における小水力発電の可能性」(10/3開催、北海道)

日時

平成25年10月3日(木)13:15〜16:45

場所

札幌エルプラザ 大ホール (札幌市北区北8条西3丁目)

主催

NPO法人グリーンテクノバンク、農林水産省

内容

【基調講演】
農業用水路に適用した小水力発電の導入事例
大和 昌一 (富士電機㈱)
【情報提供】
1)農業水利施設を活用した小水力等発電の導入促進について
山田 久幸 (北海道開発局)
2)北海道の農業用水の取水パターンに基づく小水力発電の発電量と発電原価
大久保 天 (寒地土研)
3)積雪寒冷地における中・小水力発電所の保守管理
小林 仁 (ほくでんエコエナジー株式会社)
4)道内市町村における小水力発電の実証事例
小笠原 竹伸 (富良野市)
大野 百恵 (ニセコ町)
5)小規模分散型再生可能エネルギー供給システムの紹介
樋口 知志 (下川町役場)
【パネルディスカッション】
「小水力発電の取り組み事例と課題」
進行と総括  後藤 眞宏 (農村工学研究所)
テーマ  ・小水力発電所の保守管理と運営コスト
・電力活用による生産技術と地域振興

詳細

NPO法人グリーンテクノバンクホームページをご覧下さい。

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