過去に投稿された記事の一覧です。

2015/07/06

用水路で「らせん水車発電」 薩摩川内市【読売新聞】

らせん水車で発電している小水力発電所

らせん水車で発電している小水力発電所


川から引いた農業用水路の水で「らせん水車」を回転させて発 電する小水力発電所(出力30キロ・ワット)が薩摩川内市東郷町藤川地内に完成し、市などが運転を始めた。市と建設コンサルタント大手「日本工営」(東京 都千代田区)が協力して建設。2018年度まで実証実験を行って効率的な発電方法やメンテナンス上の課題などを探り、国内での普及を目指す。(江上純)
農業用水路の一部を改造し、国内最大級となる直径2・1 メートル、長さ7メートルのらせん水車を設置した。水の力で水車を回し、水車の軸と直結した発電機を回転させることで一般家庭30世帯分の電気を生み出す 仕組みだ。らせん水車は低流量、低落差でも発電できるのが特長。
できた電気は隣接する物産施設「清流館」で利用し、余剰分は九州電力に売電する。総事業費は約9000万円。
市は、立地する原子力発電所や火力発電所と共存しつつ、次世代 エネルギーの導入を推進する「エネルギーのまち」づくりに取り組んでいる。市新エネルギー対策課は「実証実験で良い結果を残すとともに、次世代エネルギー について学ぶ教育の場としても活用していきたい」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20150705-OYTNT50044.html?from=ycont_top_txt

2015/06/15

鹿児島県農業水利施設小水力等発電推進協議会 第2回通常総会開催(2015年06月9日)

更新日:2015年06月16日

鹿児島県農業水利施設小水力等発電推進協議会 第2回通常総会開催(2015年06月9日)

平成27年6月9日(火)開催場所:鹿児島市土地改良会館5F

県・土改連・市町村・土地改良区の会員総数51のうち 出席会員 50(委任状21)、次の提出議案がすべて可決承認されました。

議決事項

第1号議案 平成26年度事業活動報告並びに収支決算書の承認について

1.平成26年度事業活動報告

2.平成26年度事業会計収支決算書

第2号議案 平成27年度事業活動計画並びに収支予算書の承認について

1.平成27年度事業活動計画

2.平成27年度事業会計収支予算書

第3号議案 副会長の補欠選任について

鹿児島県 農政部 農業土木技監  又木雄二

 鹿児島県農業水利施設小水力等発電推進協議会の視察・研修会・専門技術者派遣の案内

※県外先進地視察・研修会の案内 :  先進地研修案内

※要請書様式については、以下のボタンより、ダウンロードしてお使いください。

※専門技術者派遣要請書様式 : 様式集(原本)

(TEL099-223-6155/FAX099-239-8399・099-225-6233FAX兼用)

(鹿児島県土地改良事業団体連合会 土地改良研究所 坂上・東)

2015/06/11

蓄電・発電機器: 3メートルの落差でも30kWの電力、らせん水車で小水力発電に挑む【スマートジャパン】

2015年06月11日 15時00分 更新
 日本では導入例が少ない、らせん形の水車を使った小水力発電の実証実験が鹿児島県の薩摩川内市で始まった。川から農業用水を取り込む場所に水車を設置し て、わずか3メートルの落差の水流で発電する。最大で30kWの電力を作ることができて、年間の発電量は30世帯分になる見込みだ。
[スマートジャパン]薩摩川内市(さつませんだいし)の北部を流れる川に沿って、らせん形の長い水車が動いている(図1)。市が小水力発電の導入促進モデル事業として 国から補助金を受けて建設した「小鷹(こたか)水力発電所」の水車発電機だ。2012年から検討を始めて、2015年6月9日に実証試験を開始した。

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図1 「小鷹水力発電所」のらせん水車。出典:日本工営

らせん水車を設置した場所の近くには、川の水をせき止めて農業用水を取り込むための井堰(いせき)がある(図2)。井堰から管を通って水が流れて くるが、水車で利用できる水流の落差は3メートルしかない。小さい落差の水流でも大きな電力を生み出すために、らせん水車を採用した。

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図2 らせん水車の設置場所。出典:新エネルギー導入促進協議会

薩摩川内市が導入した水車はドイツから輸入したもので、直径が2メートル、長さが6メートルある(図3)。水が上から下へ、らせん状に流れる力で 回転する仕組みだ。発電能力は30kW(キロワット)になり、年間の発電量は11万kWh(キロワット時)を見込んでいる。一般家庭の使用量(年間 3600kWh)に換算して30世帯分に相当する。設備利用率(発電能力に対する実際の発電量)は43%で、小水力発電としては低めだ。

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図3 らせん水車の設置工事の様子。出典:薩摩川内市企画政策部

この実証試験を通じて、薩摩川内市と設計施工会社の日本工営は発電効率やコストのほか、小水力発電で問題になるゴミの蓄積や魚の生息に対する影 響、水車の騒音について検証する予定だ。導入効果が大きいことを実証できれば、全国に数多くある農業用水路に普及する期待がある。

薩摩川内市には原子力発電所の中で最も早い再稼働が見込まれている九州電力の「川内発電所」がある。その一方で市は再生可能エネルギーの導入も推 進してきた。南国の日射量を生かした太陽光発電や、東シナ海から吹く風を利用した風力発電の導入プロジェクトが相次いで始まっている。市内の全域に川が流 れていて、小水力発電の適地も数多くある(図4)。

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図4 薩摩川内市の河川。らせん水車を設置したのは北部を流れる「田海川」。出典:薩摩川内市企画政策部

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1506/11/news026.html

2015/06/10

小水力発電所:完成 らせん水車を使用 薩摩川内市東郷町 /鹿児島 【毎日新聞】

2015年06月10日 地方版
らせん水車を使った小水力発電所が薩摩川内市東郷町藤川に完成し9日、現地で運転開始式があった。
完成したのは小鷹(こたか)水力発電所。田海川の流水を利用し、長さ7メートル、直径2・1メートルのらせん水車を回し発電する。最大出力30キ ロワットで、一般家庭約30世帯をえる発電量となる。電気は発電所横の市の物産館「清流館」で使い、余剰分は九州電力に売電する。
らせん水車による発電は、従来の水力発電では難しい低落差、低流量の場所でも開発できるのが利点。発電事業者の薩摩川内市と施工した日本工営(東京)が今後、効率性などの実証実験を行う。
総事業費は国の補助約6000万円を含め約9000万円。周辺は市がらせん水車を見学できるように約2000万円で公園を整備した。【宝満志郎】


http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20150610ddlk46040345000c.html

2015/05/01

【鹿児島県】第3回かごしま小水力発電セミナー開催(5/23開催)

平成27年5月23日(土)13時より、かごしま県民交流センターにて、再生可能エネルギー講座第3回かごしま小水力発電セミナーを開催します。

広く県民の皆様を対象に、再生可能エネルギーとして注目されている小水力発電に関して、普及・啓蒙を目的に、鹿児島県内の小水力発電に関する現状や技術、今後の展望について、事例講演、技術講演、企業講演を通して、分かりやすく解説致します。

参加申込や詳細については、第3回かごしま小水力発電セミナー案内をご覧下さい。

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