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2015/09/16

小水力発電を活用し農業を守る【伊那谷ねっと】

春富水力発電所 起工式

 上伊那地方事務所や伊那市、春富土地改良区は、農業施設の維持管理の負担軽減に向け、用水路の水を活用した小水力発電施設を伊那市富県に建設します。
 16日は、県や市、土地改良区の関係者およそ60人が出席し発電所建設の安全祈願祭と起工式が行われました。
伊那市富県に建設されるのは、農業用水路の23メートルの落差を利用する水車式の小水力発電施設です。
事業費は3億7千万円で、国の補助などを活用し地方事務所が建設します。
 完成後に春富土地改良区に譲渡し、維持管理をおこないます。
発電出力は197キロワットで、水路に水が通る農繁期の4月から9月にかけ発電を行います。
 140世帯の1年間分の電気をまかなう規模だという事です。
発電した電力は再生可能エネルギー固定価格買い取り制度を活用して全て中部電力に売電し、収入を農業用水路などのポンプ場の維持管理に充てる計画です。
 発電所の完成は、平成29年12月を予定しています。

http://inamai.com/www/ictnews/detail.jsp?id=41752

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