農業水路を活用した小水力発電所を視察するマラウイの研修生
アフリカ・マラウイ共和国の農業技術者4人が、県内の生産現場などで研修を重ねている。かんがい施設やダム、東日本大震災で被災した農地復旧を視察。水利技術などを学び、自国の農業振興につなげる。
7月24日は、大崎市古川清水の農業水路に県が設置した内川小水力発電所を見学した。同発電所はみやぎ環境税などを活用して4月に運転を始め、15~20世帯分の電気を賄う。研修生は売電収入の活用や維持管理費などを質問した。
マラウイはアフリカ南部の農業国で、研修生の受け入れは5年目。ことしの研修期間は7月21日から8月7日まで。
政府のかんがい事務所で技師を務める団長のリンバニ・カルワさん(42)は「かんがいをめぐる文化的背景などを学び、劣化が進む農地での増産に役立てたい」と話した。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150807_13033.html