2015/05/22
(2015年05月15日 15時26分)
電力会社の発電所から流れる水を再利用し発電する小水力発電所が砺波市に完成し、15日から運用がはじまりました。
砺波市庄川町に完成した中野放水路発電所は、庄川沿岸用水土地改良区連合が整備したもので、庄川沿岸では4つ目の小水力発電所となります。
15日は記念式典が行われ、関係者が運用開始のスイッチを押し、地下にあるチェコ共和国製の水車発電機が稼動しました。
発電に使う水は関西電力の中野発電所で使われたものを再利用していて、放水路から庄川に戻される際の4.8メートルの落差を利用して、発電機の羽根車を回転させ発電します。
最大出力は500キロワット、年間の発電量は一般家庭の490世帯分に相当する204万9000キロワットアワーで、年間1137トンの二酸化炭素を削減できるということです。
発電した電力は北陸電力に売電し、収益は農業用水などの維持管理費にあてて農家の負担を減らすことにしています。
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20150515152624