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2015/02/13

小水力発電の電力購入 鈴与商事、来春から【静岡新聞】

 エネルギー商社の鈴与商事(静岡市)と大井川右岸土地改良区(理事長・太田順一菊川市長)は9日、静岡県が設置して同土地改良区が運用する二つの小水力発電所が生み出す電力について、鈴与商事が買い取る契約を結んだと発表した。発電所は菊川市と掛川市の計2カ所に整備中で、2016年3月から順次稼働する。
 発電所は西方発電所(菊川市西方)と伊達方発電所(掛川市伊達方)。ともに農業用水の流れと落差を利用して発電する。2カ所を合わせた最大出力は計312キロワットで、一般家庭500世帯程度の使用電力に対応。完成後に県から施設を譲り受ける同土地改良区は、電力販売収入を農業用水路と関連施設の維持管理費用に充当する。
 鈴与商事は特定規模電気事業者(新電力)として14年4月以降、太陽光発電施設から調達した電力を鈴与グループ内外に販売してきた。天候に左右されにくい小水力発電を電力調達先に加えることで、電力供給の安定につなげる。同社は今後、電力源の一層の多様化を図る。バイオマス発電なども視野に、自社での発電や外部からの電力買い取りを進め、再生可能エネルギーの地産地消モデルの構築を目指す。


http://www.at-s.com/news/detail/1174166649.html

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