2018/12/11
2018年12月11日掲載
第4回全国小水力発電大会in富士宮(実行委、全国小水力利用推進協議会主催)が13~15日の3日間にわたり、「日本一の小水力発電のまち」を掲げる富士宮市で開かれる。テーマは「未来を照らす、地域の水の恵み」。産官学民一体で情報や課題の共有を図り、小水力発電の普及推進につなげる。
会場となる同市には現在、最大出力が千キロワット以下の水力発電所(小水力発電所)が12カ所あり、その数と最大発電出力の合計が日本一を誇る。ほか4カ所で新発電所の建設も予定している。高低差と豊かな水資源を生かした小規模の水力発電が盛んな同市に関係者が一堂に集い、今後の在り方を考える。
大会は13日、富士宮市民文化会館で倉阪秀史千葉大教授による基調講演と、地域での再生可能エネルギーの生かし方をテーマにしたパネル討論を行う。13、14の両日は同所で企業展も開催し、関係事業者32社・団体が出展する。14日は文化会館と富士山本宮浅間大社参集所の各会場で分科会を開き、市内での水力発電の新たな取り組みや電力の6次産業化などで議論を深める。いずれも市民の参加は無料。
最終日の15日はエクスカーション(小旅行)を実施し、事前申込者が市内外の4コースを巡る。