2019/01/25
2019年1月25日更新
新日本コンサルタント(富山市)は24日、南砺市田向の山間地で建設した「湯谷川小水力発電所」を稼働させたと発表した。最大出力は一般家庭約1200世帯分の電力に相当する804キロワットとなる。
庄川支流の湯谷川から取水し、約1・2キロの管路を通して下流の水車を回す。落差73メートル、最大水量は毎秒1・3立方メートルで総事業費は約10億円。2011年から可能性調査に入り、16年に着工した。富山県商工企画課によると、県内の小水力発電所は計48カ所で、出力は5番目に大きい。
新日本コンサルタントが整備に取り組んだ小水力発電所は、柿本商会(金沢市)と2015年に建設した平沢(ひらそ)川小水力発電所(同市中戸町、出力198キロワット)に次いで2カ所目となる。